大学生が圧倒的に成長するためには、社会人になる前に大きな差をつける

大学生が圧倒的に成長するためには、社会人になる前に大きな差をつける

大学時代の過ごし方でキャリアが決まる

大学生の過ごし方で、社会人としてのキャリアを決定するといっても過言では無いと思っています。

社会人になる前の4年間は、中学、高校と比べれば自由に過ごすことができます。大学生本人次第では、いかようにでも過ごすことができます。

この期間に何をするか、何を学ぶか、将来についての方向性を決めるかで、約40年続くであろう社会人としてのキャリアが決まってしまうのでは無いかと考えています。

きっかけは小さいものであっても、やはり早い段階でのきっかけは後になって大きなインパクトになります。

例えば、大学時代に自分が本当に好きなことや興味のあることにめぐり合うことができれば、将来にわたって大きなインパクトになるでしょう。

では、大学時代にどのように過ごすのが良いのか、いくつか筆者の経験に基づいて考察を進めていきます。

何をするにしても中途半端にしない

まず、全体的な姿勢として、何事をするにしても中途半端にやらない、やると決めたら全力で取り組むという姿勢を持つことです。

これは全てにおいて通じる重要な要素であり、その人の能力にもなり、長期にわたって人生を豊かにする要素とも言えます。

アルバイト、サークル活動、部活動、学習についてもなんでも良いのですが、取りかかると決めたら、全力で打ち込んでみるという姿勢の問題です。

全力で打ち込んだ上で、自分には向かないとか、興味が無いと理解した上では全然問題がありません。しかし、中途半端に関わって、気づきを得る前にやめてしまうのはとても勿体無いことです。

物事には一定水準を越えると、見えてくるポイントというものが存在すると筆者は思っています。

最初の始めた期間には見えてこなかった何かが、見え始めるというポイントです。

これは何事にも言えることです。

やり続けることの重要性、グリッドを身につける

社会人になってからでも重要な力として、どんな時にも諦めずにやり続ける力が挙げられます。

このやり続ける力は、最近特に注目されている能力で、GRID(グリッド)と呼ばれています。

米国で研究が進んでおり、人の成功はその人の生まれ持った能力というよりも、このGRID(グリッド)、やり続ける能力であることであることが明らかになってきています。

たとえ、才能が十分溢れていたとしても、途中で簡単に諦めてしまうと大成することはありません、一定以上の期間、やり続けることによって一流と呼ばれる部類に入る可能性があり、大学生のうちにGRID(グリット)の力を養うことができます。

GRID(グリット)を養うためには、一つの物事を継続的に行うということが効果的であることが知られており、対象は何でも良いとのことです。

大学時代に何かしら継続的に取り組めるようなことを見つけて、GRID(グリット)を強くしてみる経験は社会人になってからもとても貴重な能力となるでしょう。

社会経験を積むための様々な方法

今回は、特に大学時代に社会人になる前に、大学以外で経験できることをピックアップしてみました。それぞれ、良し悪しがあるものの最終的には自分の興味あることをやってみて、一定期間継続してみるのが良いでしょう。

アルバイト

アルバイトは、大学生になったら一度は経験してみると良いものです。飲食店でのバイト、コンビニでのバイト、何でも良いと思いますが、人によっては初めて働くことで収入を得るという経験ができます。

アルバイトの良い面は、これまで出会ったことのないような人たちに会うことができるという点です。

フリーターや主婦、正社員、派遣社員など様々な雇用形態やバックグラウンドの人たちに巡り会うことができ、良い意味で多様性を感じることができるでしょう。

もちろん、全ての人が自分と相性が良いわけではなく、嫌だなと思う人も当然出てくるでしょう。

しかし、この経験がとても重要なのです。社会人になってからだと、付き合う人は自分では選べません、基本的には運に左右される要素が大きく、この点に耐性がある程度ないと、人が苦手だからということですぐに退職するか、前向きに働くことができなくなってしまいます。

お金に余裕があっても、アルバイトの経験は若いうちに挑戦するべきことの一つと考えられでしょう。

企業でのインターンシップ

企業でのインターンシップも、アルバイト同様オススメの経験の一つです。

こちらも当然、色んな人に出会うことができますし、より社会人になった時を想像することができるという点でメリットは大きいでしょう。

学生として働かせてもらうというよりは、1社員としてインターン生を扱ってくれるようなところだと尚更良い経験を積むことができるでしょう。

今ではインターンシップも当たり前の時代になっているので、面白そうな会社があれば、自らアプローチしてみましょう。

あまり自らアプローチしてくる学生は多くないので、面白がって採用してくれるかもしれません。

ボランティア

ボランティア活動は、アルバイトや企業でのインターンとは異なる経験です。

金銭的なリターンを目的としていない、純粋な意義や使命感から働いている人たちが多く、将来的に人の役に立つとはどういうことかということを考える良いきっかけになる経験です。

ボランティア活動を通して、人の役に立つことの喜びを感じて、社会人になってからもボランティア続ける人や、ボランティア活動自体を仕事とする人もいるため、一度は経験してみると良いかもしれません。

NPO/NGOでのインターンシップ

ボランティア活動と近い経験ですが、こちらはどちらかというと非営利な組織団体におけるインターンシップです。

ボランティアも当然非営利なのですが、単発のボランティアでは組織運営の方法や長期での活動実態が見えてきません。

非営利団体でのインターンシップを通じて、営利目的ではない組織での組織運営や難しさ、働いている人たちの生の声など理解することができるでしょう。

非営利団体で働いている人たちは、使命感や目的意識を持った人が多く、中にはとても優秀な人たちも働いていることもあり、大きな刺激となる経験となるでしょう。

海外留学

最後に、日本を離れて生活をする海外留学という経験です。

今後日本の世界的なプレゼンスが低迷していく中で、日本だけではなく海外で活躍できるような人材はますますニーズが高まってくるでしょう。

また、日本にいながらも、海外からの技能を持った人材が働くことも想定され、グローバルなマインドや語学を持った人が当然のように日本社会で活躍するような時代はすぐそこまできていると言っても過言ではないでしょう。

そのような時代背景の中で、海外生活を経験するということはとても貴重な経験となることは間違いありません。

短期留学でも、海外旅行でも、短い間でも日本から離れて海外の環境や人に触れるという経験は、大学時代に必須と言えるでしょう。