成長が遅い仕事、成長が早い仕事の見極め方

成長が遅い仕事、成長が早い仕事の見極め方

最近、成長を実感しない、マンネリ化している人は多いのではないでしょうか。仕事にも、成長が早い仕事と成長が遅い仕事があります。

今回は、成長と仕事の関係性を考察して、なぜ成長が遅いのか、成長が早いのかについて分析することで、成長の早い仕事の見極め方を考えてみたいと思います。

多くの人が、人生の早い段階で、成長が早い仕事につけるような意思決定ができればと思います。

成長と仕事の関係性

人生の時間における仕事が占める割合を考えたことありますか?

例えば、1日の活動時間を16時間とした場合約2/3が活動時間に当たります。そのうち労働時間が8時間とした場合に、1週間のトータル活動時間の112時間のうち、40時間が仕事に費やされます。

つまり人生における活動時間の約35%-40%は仕事に当てられます。

もちろん、仕事以外にも自分を高めることができる活動は多々あるでしょう。しかし、仕事の占める割合がかなり高いことは間違いありません。

つまり、仕事は自分の成長に大きな影響を与えることが改めて理解できると思います。

このように意識すると、毎日の仕事を通して少しでも自分を高めることができれば、長期で見たときに大きな差になってくることに気づくことができるのではないでしょうか?

人生の大きな時間を占める仕事で成長できるような仕事を見極めること、そして成長する姿勢を常に持つことが大前提として重要になってきます。

成長が遅い仕事とは?

成長が遅い仕事とはどのような仕事でしょうか?ここでは、いくつかのポイントに従って考えていきたいと思います。

仕事のそのものに対する考え方や成長に対する努力を怠っている

まず考えるべきポイントとしては、なぜ成長が遅いのかという原因を特定することです。

ここを抑えておかないと、本質的な課題を解決しないまま、何も状況が変わらない可能性が出てきます。

例えば、仕事のせいにして、自分が成長できないと嘆いていたとしても、本質的にはその人の考え方や仕事に向かう姿勢だった場合に、仕事を変えた時に何が起こるでしょうか?

仕事を変えたとしても、同じことが起きることは容易に想像ができます。

大前提として、自分は成長を志向しているか、そのための努力をしているかという点を再度確認しましょう。

仕事にマンネリ化が生じている

それでも、成長が止まってきたなとか、遅いと感じる場合は次の見るべきポイントをチェックしましょう。

成長が遅いのは、新しい刺激や学習や変化がなくなってきている兆候かもしれません。

同じ業務を繰り返している場合に特に起きる現象です。仕事を始めたばかりは、新しいことばかりなので、できなかったことができるようになるという成長実感を得やすいし、確かに成長しています。

しかし、一定時間経って仕事の技術やプロセスの全体像を習得した場合には、この成長実感は感じられなくなり、新しい成長は無くなります。

仕事内容を変えるか、環境を変える必要があります。

変化の遅い仕事内容である

仕事そのもののタイプにも要因があることもあります。例えば、外部の変化のスピードがかなり遅い業界よりも、変化のスピードが早い方が成長を実感する機会は多々あります。

例えば、インターネット業界では、日々外部環境が変化しますし、数字の変化も早いです。このような環境では、高速にPDCAを回しながら、外部環境に対応して事業を成長しなければいけません。

このような環境の中では絶えず、仕事の内容も変化し、自分自身も変化と成長が求められます。

想像に難くありませんが、このような環境で仕事をしている人と、ゆっくり変化のない環境で仕事をしている人とでは圧倒的なスピードの差が出てくるということは理解ができると思います。

自分が興味のある仕事をしているか、少なくとも興味を持とうとしているか。

次に重要なポイントとして、仕事そのものの内容に興味関心があるかという点です。

全く自分の興味、関心と異なった仕事に携わってしまうと成長のスピードは遅くなります。なぜなら自主的にプラスアルファの行動をしなくなるからです。

趣味を考えてみてください、自分の好きなことだったら他の人以上に余分に調べたり、行動したりすることがありませんか?

よくオタクと呼ばれる人がいますが、彼らは自分の興味関心を極めているからこそ、他の人に比べて圧倒的な知識と行動量があります。

仕事も基本的には同じです。圧倒的な知識と経験と行動量を身に着けるためには、少なくとも興味関心がある領域を仕事にするべきです。

そうはいってもなかなか選べないというのも実情としてはあると思います。ではどうすれば良いか。

一つ考えられるのは、一定期間、何も考えずに誰よりも時間をかけて、仕事に取り組んでみるという方法です。

これは、興味関心から入るのではなく、興味関心のあるような行動をすることで、興味関心を後から引き出すという方法です。

よく笑顔になると幸せや気分が上がるといいますよね。あれと同じです。行動していくうちに楽しくなっている、興味関心を持つようになるということです。

例えば社内で誰よりも、自分が関わっている仕事の領域で詳しくなれば、自信が生まれて、その仕事が好きになる可能性は格段に上がるでしょう。

見極めるべきポイントは何か。

仕事において成長の遅い仕事を避けて、成長の早い仕事を見極めるためには、どのようなポイントがあるでしょうか。

これまで見てきた通り、いくつかポイントがありますが、環境の変化が早い領域で仕事をするというのは重要なポイントとしてあります。

そして次に、相対的に自分が興味関心のある仕事に就こうというポイントはやはり重要です。

自分が興味関心があるから、この仕事を選んだというスタンスと、別に興味関心もなく、お金を稼ぐだけにこの仕事をしているという姿勢では、全く仕事に対する姿勢が異なってきます。

成長が早い仕事に就こう

せっかく、人生の中で多くの時間を仕事に費やすのであれば、成長が早い仕事につきましょう。

もちろん、仕事に対するその人の姿勢や考え方が大きな影響を与える部分もありますが、そのほかにも仕事内容そのものが重要であることが理解できると思います。