テーマ株とは?これから注目されるテーマ株、銘柄は何か。

テーマ株とは?これから注目されるテーマ株、銘柄は何か。

本記事では、テーマ株による銘柄調査の参考になるよう、まとめとして紹介していきます。

銘柄の検索方法としては、数値によるスクリーニング以外にも、特定のテーマをもとに銘柄を検索する方法があります。

今後注目に値するテーマもいくつかピックアップして紹介します。

テーマ株とは

テーマ株とは、特定のテーマが紐づいた銘柄・企業のことを指します。例えば、人工知能や5Gなど特定の技術を開発している関連銘柄などが当てはまります。

テーマについては、証券会社や株式を紹介しているサイトが独自に設定したものや業種・業界をテーマとしているなど、様々なものがあります。

テーマは時代とともに変化していくため、常に移り変わります。例えば、一昔前までは、北朝鮮がミサイルを頻繁に発射していたため、北朝鮮関連テーマとして、国防がテーマとして上がっていましたが、最近は特に騒がれていません。

このようにテーマ株とは、一定の時代のトレンドを表した銘柄と言えるでしょう。

テーマ株、銘柄のメリット・デメリット

テーマ株を選び、投資をすることのメリット・デメリットを紹介します。

テーマ株、銘柄のメリット

テーマ株のメリットその①は、特定のテーマで銘柄を検索できるため、スクリーニング方法が簡単であるということでしょう。

テーマ株で検索しない方法としては、網羅的に銘柄をスクリーニングする方法がありますが、こちらは全銘柄を隈なく調べる必要があるため時間がかかります。

一方で、テーマ株は、自分が注目しているテーマに紐づく銘柄だけを調べれば良いだけですので、効率的に気になる銘柄を調査することができます。

人気化すれば株価の急騰を狙える

テーマ株のメリットその②は、時代のトレンドに合った銘柄である可能性が高いため、注目が集まれば人気化し、株価が急騰する可能性があるということです。

株式投資では、短期的には、美人投票の側面が強く、テーマ株のような時代のトレンドを表した銘柄は、短期的に注目を集めることができれば、株価が急騰する可能性が高いということです。

直近の業績による株価形成というよりは、将来性や期待値などによって株価が形成されるということです。株価が上昇するから、さらに投資家が集まり人気化していくといった、サイクルに入れば短期的に上昇することが期待できます。

テーマ株、銘柄のデメリット

テーマ株のデメリットその①は、テーマ株として銘柄が選ばれている対象は既に、人気化していたり多くの投資家が注目しているものであることが多いといういこと。

テーマとして、顕在化している段階では遅すぎるということです。

投資の本質は、価値と価格(株価)のギャップにあり、多くの投資家や世の中が気づいていないタイミングに投資をすることで、そのギャップによる価値を享受することができます。

しかし、テーマ株として括られて、紹介されてしまう段階では、すでに多くの人がそのテーマに気づいているということを表しているので、仕込みの時期としては少し遅い可能性があるということです。

もちろん、長期的なテーマでまだ顕在化していなかったり、放置されているテーマもあるため、一概には正しいとは言えないですが、上記の可能性が高いということは留意しておく必要があるでしょう。

短期的な値崩れリスクもあり

テーマ株のデメリットその②は、メリットの裏返しになりますが、短期的に人気化するため、人気がなくなれば株価は急落するということです。

業績などの実態に基づく株価の形成であれば、比較的株価は安定するのですが、短期的に人気だから株価が上昇するような株価形成ですと、何かのきっかけで株価は簡単に暴落してしまいます。

そのため、短期的に株価の上昇に合わせて利益を刈り取ることができるような投資スタイルの人には向いているかもしれませんが、値動きを頻繁に追うことができないような投資家には不向きと言えるかもしれません。

今後成長が期待できるテーマ株とは

前述の通り、テーマ株にメリット・デメリットがあるものの、時代のトレンドを理解する上では、大変参考になる投資スタイルと言えます。テーマ株というものは、時代のトレンドを表したテーマですので、テーマ株の中には本当に長期でトレンドを形成するようなテーマはいくつも存在しています。

短期的に人気化するだけのテーマ株もあれば、本当に長期的に時代を変えるようなテーマ株も存在はしています。

例えば、人工知能などのテーマ株は、一時的に人気化となったものの、長期的にどの分野でも技術として活用されるものであり、長期的にもなくなることはないテーマと言えるでしょう。

電気自動車も、一昔前までは、人気化していただけでしたが、最近ではテスラの台頭など、明らかに時代の流れが変わってきていることも確かです。

投資家としては、自分の投資スタイルに合わせて、短期の人気化を目指してテーマ株を選定するのか、長期のトレンドとしてじっくりテーマ株を選ぶのか、その判断が求められる投資スタイルと言えるでしょう。

それでは、今後も成長が期待できるであるテーマ株をいくつかピックアップ、紹介していきたいと思います。

電池関連銘柄

電池関連銘柄は、既に顕在化しているテーマですが、長期的に確実にニーズが成長するテーマです。理由としては、自動車業界の大きな変革が背景にあります。

テスラを筆頭に、トヨタ自動車なども電気自動車の開発を進めており、完全な実用化まで進めている段階です。それに紐付き、これまでの動力源であった、エンジンから電気へと以降が進んでいきます。

その根幹にあるのが、電気のパワーを効率的に蓄積できる電池というテーマが自動車の心臓部分として注目に値されるということです。

小型株、電池関連銘柄一覧

電池関連銘柄は大型株が中心ですが、その中でも時価総額300億円前後(2020年時点)のものをピックアップ。

4169 ENEGHANGE
4586 メドレックス
6298 ワイエイシイHD
6584 三桜工業
3856 Abalance
6255 NPC
3315 日本コークス
5974 中国工業
3891 ニッポン高度紙工業
5334 日本特殊陶業
7746 岡本硝子
6312 フロイント産業
6264 マルマエ
5698 エンビプロHD
4100 戸田工業
6264 テクノスマート
5302 日本カーボン
4275 カートリットHD
4082 第一稀元素化学工
3825 リミックスポイント
8102 明和産業
5018 MRESCO
3323 レカム
6618 大泉製作所
6237 イワキポンプ
2134 燦キャピタルマネージメント
3515 フジコー
6635 大日光・エンジニアリング
7727 オーバル
3864 三菱製紙
4394 エクスモーション
5981 東京製綱
5951 ダイニチ工業
6328  荏原実業
4464 ソフト99コーポレーション
7320 日本リビング保証
9857 英和
5816 オーナンバ
6864 エヌエフホールディングス
7760 IMV
6957 芝浦電子
6668 アドテックプラズマ
6166 中村超硬
6969 松尾電機
6854 共和電業
4092 日本化学工業
6245 ヒラノテクシード
4237 フジプレアム
4242 タカギセイコー
6497 ハマイ
8151 東陽テクニカ
6824 新コスモス電機
6322 タクナミ
6271 ニッセイ
6233 極東産機
3440 日創プロニティ
4094 日本化学産業
6850 チノー
9913 日邦産業
5367 ニッカトー
6863 ニレコ
6907 ジオマテック
5953 昭和鉄工

環境問題関連銘柄

環境問題は、確実に今後の時代に世界規模で重要となるテーマの一つです。米国大統領選挙によってバイデンが大統領となったことも追い風といえるでしょう。

環境問題が今後注目される背景としては、各国ともに環境問題によって実害を受けるケースが頻繁に増えてきているということ、そして、SNSの広がりと監視によって、企業も環境問題に取り組む=イメージアップ=顧客を増やせる=売上増加につながる、という流れが明らかになってきているからです。

政府としても、長期的に環境問題に取り組むことが、政権の安定、票の獲得につながるということであれば、取組を本格化させることでしょう。

企業として、環境問題に取り組むことが政府からの要請に応えることあり、また経済的なメリットにつながるのであれば、一気に進むことだと予想されます。

そして、環境問題に取り組むことが当たり前のこととなれば、環境問題に取り組むテーマの銘柄の需要は確実に成長すると考えられます。

1712 ダイセキS
2195 アミタHD
4100 戸田工
4356 応用技術
4404 ミヨシ
5074 テスHD
5699 イボキン
6393 油研工
6542 FCHD
6957 芝浦電子
7375 リファバスG
7925 前沢化成
9212 GEI
9227 マイクロ波
9247 TREHD
9249 エコシステム
9336 大栄環境
9765 オオバ
9768 いであ

再生可能エネルギー関連銘柄

再生可能エネルギーも、上記の環境問題と同様のテーマとして注目に値するテーマとして考えられます。二酸化炭素の排出量の規制が世界的に重要視されることとなれば、企業活動における二酸化炭素の排出量にも規制がかかり、エネルギー生産のあり方にも変革が求められることとなります。

それによって、これまでのエネルギー生産から、新たな動力をもとにした再生可能エネルギーは注目に値するテーマと言えるでしょう。

1407 ウエストHD
1434 JESCO
1436 フィット
1605 INPEX
1711 SDSHD
1789 ETS・HD
1798 守谷商会
1925 大和ハウス
1945 東京エネシス
1968 太平電
2437 シンワワイズ
2667 イメージワン
3038 神戸物産
3150 グリムス
3156 レスターHD
3232 三重交HD
3266 ファンクリG
3289 東急不HD
3498 霞ヶ関C
3647 ジー・スリー
3777 FHTHD
3856 Aバランス
4169 エネチェンジ
4237 フジプレアム
4245 D・アクシス
4651 サニックス
5074 テスHD
5261 リソル
5915 駒井ハルテク
6013 タクマ
6236 NCHD
6255 エヌピーシー
6361 荏原
6367 ダイキン
6472 NTN
6502 東芝
6508 明電舎
6516 山洋電
6653 正興電
6721 ウインテスト
6786 RVH
6864 エヌエフHD
7162 アストマクス
7172 JIA
7377 DNHD
8053 住友商
8059 第一実
8070 東京産
8131 ミツウロコG
8439 東京センチュ

8518 アジア投資
8591 オリックス
8593 三菱HCキャ
8704 トレイダーズ
8918 ランド
9247 TREHD
9249 エコシステム
9432 NTT
9501 東電HD
9502 中部電
9503 関西電
9513 Jパワー
9514 エフオン
9517 イーレックス
9519 レノバ
9522 RJ
9536 西部ガスHD
9647 協和コンサル

IT関連銘柄

IT関連は、長期的に確実に成長するテーマと言えるでしょう。こちらのテーマは大きすぎて、掲載するべきではないかもしれませんが、あらゆる業界でのIT化、DX化は、国内産業における残された数少ない成長分野と言えるでしょう。

IT関連にも様々なテーマがあるので、細分化して調査を進めていく必要があります。

宇宙開発関連銘柄

宇宙開発関連は、テーマとしては、長期目線で考える必要があるテーマですが、まだそこまで人気化していないテーマとして、仕込んでおくことができるテーマの一つとして注目に値すると考えられます。

宇宙開発関連がなぜ、注目に値するかというと、国防の観点で各国が凌ぎを削っているテーマであるからです。

テスラ、アマゾンの創業者も、宇宙事業に対する熱い想いを持っており、テーマとしては申し分がない分野と言えるでしょう。

国防の観点からという点では、衛星によって、GPSの精度が向上したり、画像認識によって敵国の動きを監視できたり、ミサイルの精度を上がることができたり、など様々な軍事産業に関わる分野でもあるからです。

2359 コア
3004 神栄
3401 帝人
3402 東レ
3524 日東網
3569 セーレン
3626 TIS
3741 セック
3778 さくらネット
4026 神島化
4091 日本酸素HD
4188 三菱ケミG
4202 ダイセル
4208 UBE
4403 日油
4667 アイサンテク
4685 菱友システム
4980 デクセリ
5101 浜ゴム
5189 桜ゴム
5572 リッジアイ
5711 三菱マ
6302 住友重
6370 栗田工
6467 ニチダイ
6472 NTN
6473 ジェイテクト
6479 ミネベア
6486 イーグル工
6501 日立
6502 東芝
6503 三菱電
6504 富士電機
6507 シンフォニア
6635 大日光
6674 GSユアサ
6701 NEC
6702 富士通
6703 OKI
6752 パナHD
6753 シャープ
6779 日電波
6807 航空電子
6838 多摩川HD
6841 横河電
6853 共和電
6858 小野測器
6937 古河池
6946 日本アビオ
6965 ホトニクス
6969 松尾電
7004 日立造
7011 三菱重
7012 川重
7013 IHI
7078 INC
7203 トヨタ
7266 今仙電機
7270 SUBARU
7607 進和
7701 島津
7713 シグマ光機
7721 東京計器
7731 ニコン
7739 キヤノン電
7745 A&Dホロン
7751 キヤノン
7760 IMV
8023 大興電子
8088 岩谷産
9348 アイスペース
9412 スカパーJ
9600 アイネット
9651 日本プロセス

医療・医薬品関連銘柄

医療・医薬品業界は市場規模が膨大であり、市場としては確実に成長するマーケットの一つと言えるでしょう。

背景には、日本の高齢化社会があります。65才以上の高齢者人口は、今後増え続けることを考えれば、このマーケットの市場規模が成長し続けることが理解できるのではないでしょうか。

ただし参入障壁が高い領域なだけに、簡単に参入できるわけではないので、銘柄は限られていると言えるでしょう。第二のエムスリーとなる銘柄を見つけてホールドできれば高いリターンを確保することができます。

2160 ジーエヌアイ
2533 オエノンHD
2540 養命酒
2590 DyDo
2784 アルフレッサ
2802 味の素
2914 JT
2927 AFC-HD
2934 ジェイフロ
3001 片倉
3055 ほくたけ
3110 日東紡
3151 バイタルKS
3341 日本調剤
3407 旭化成
4021 日産化
4061 デンカ
4151 協和キリン
4188 三菱ケミG
4390 アイピーエス
4502 武田
4503 アステラス
4506 住友ファーマ
4507 塩野義
4512 わかもと
4516 日本新薬
4519 中外薬
4521 科研薬
4523 エーザイ
4528 小野薬
4530 久光薬
4534 持田薬
4538 扶桑薬
4539 ケミファ
4540 ツムラ
4547 キッセイ
4549 栄研化
4551 鳥居薬
4552 JCRファ
4553 東和薬品
4554 富士製薬
4556 カイノス
4559 ゼリア新薬
4563 アンジェス
4565 そーせい
4568 第一三共
4569 杏林製薬
4579 ラクオリア
4581 大正薬HD
4586 メドレックス
4587 ペプドリ
4595 ミズホメディ
4597 ソレイジア
4599 ステムリム
4626 太陽HD
4875 メディシノバ
4880 セルソース
4881 ファンペップ
4882 ペルセウス
4884 クリングル
4885 室町ケミカル
4886 あすか薬HD
4887 サワイGHD
4888 ステラファ
4889 レナ
4890 坪田ラボ
4891 ティムス
4892 サイフューズ
4893 ノイル
4920 日本色材
4930 グラフィコ
4931 新日本製薬
6090 HMT
7079 WDBココ
7096 ステムセル研
7459 メディパル
7701 島津
7702 JMS
8095 アステナHD
8129 東邦HD
9214 RI
9273 コーア商HD
9987 スズケン

5G・6G関連銘柄

5G関連は、既に数年前から注目されている銘柄で、テーマ性としては新しさはないですが、今後一般消費者への普及が進んでいく中で、一旦下火となったテーマ性も改めて注目を集める可能性は大いにあります。

関連銘柄としては、通信事業社以外にも、部品提供やインフラ関連などがあるので、細かく領域をチェックしてニッチなところであれば、まだ気づかれていない分野もある可能性があります。技術的な理解が一定求められるため、素人はなかなか判断がつきにくい領域でもあります。

介護関連銘柄

介護関連は、医療・医薬品領域と同様成長マーケットと言えるでしょう。高齢社会は日本が抱える、今後ますます注目が集まる大きなテーマの一つです。

介護領域にも、様々な領域があるため、介護領域の中でも、成長するマーケットや衰退するマーケットなどの判断が重要となってきます。また、制度と密接に関わるマーケットでもあるので、政府の動向や制度の方針も確認しながら、伸びる領域を見定めなければいけない領域の一つです。

サブスクリプション関連銘柄 

一定の金額を支払うことで、安価でサービス提供を受けることができるビジネスモデルを提供している形態です。最近は、IT系のツールを一定額で、使い続けることができるサービスが普及してきており、これまでサービスに柔軟性がなかった領域に対して、ニーズにあった形でのサービス提供や価格形態などで利用者にとってメリットのある形態です。

アマゾンプライムなどが消費者にとって一般的になってきている背景を考えると、個人消費から、ビジネス利用に至るまで、サブスクリプションモデルは今後も注目するべき領域と言えるでしょう。

ただし、最近は、注目が集まりすぎている感もあり、過熱気味であるので注意が必要です。サブスクリプションモデルはの重要な点として、サービスの継続性や解約率の低さなど細かい数字の動向をチェックしていく必要があるでしょう。

人工知能関連銘柄

技術的に一時期は大変注目を集めていた領域ですが、現在は少し注目度が落ちている領域でしょう。背景には、技術的には注目されていたものの、思った以上に企業への導入が浸透せずに、その背景が数字面(業績)に反映されたことが明らかになってきたからでしょう。

人工知能というものがどういう技術なのか、世界的な技術のトレンドを理解しないと、技術の陳腐化がとても早い領域なので、注意が必要な領域でもあります。

企業の生産性向上というテーマでは、ニーズはあり続ける領域ではあるので、今後は、「技術がどのように実際に活用されるのか」、「それによる課題解決のインパクトがどの程度なのか」といったポイントの見定めが必要でしょう。

ロボット関連銘柄

ロボット領域も、人工知能と同様、実際にどの程度一般消費者や業界に浸透するのかという見定めが必要となってきます。

企業向けの生産工程などでは既にずいぶん昔から導入はされている領域ですが、一般消費者向けに浸透し始めるのは、価格帯から考えて、まだまだ時間がかかるでしょう。

こちらに関しても、市場規模自体は大きいと考えられるのですが、どれだけ拡大する余地があるのかといった現実的な規模の予想は必要になってきます。

情報セキュリティ関連銘柄

情報セキュリティ関連は、IT化の浸透とともに、情報セキュリティは確実に成長するマーケットと考えられるでしょう。

最近は、大手企業の個人情報の漏洩などが相次いでニュースになっており、企業リスクを考えたときに、投資は避けられない領域であり、今後もニーズはある領域だと考えられます。

ただ、技術的な理解が素人の投資家には難しいため、手を出すには難易度は少し高めでしょう。またこれは同時に、なかなか人気化しにくい領域でもあります。業績面などで、明らかに成長が見えてきている銘柄に関しては、手を出しても良い一つのテーマではあります。

遠隔医療関連銘柄

コロナをきっかけに明らかに遠隔医療に対する流れが変わってきていることは間違い無いでしょう。一般消費者からのニーズと、技術の向上、政府の後押しの三つが揃って、今後浸透が進んでいく、数少ない成長領域の一つと言えます。

遠隔医療の浸透に関しては、医療業界からの理解が不可欠であるため、制度設計と合わせて、既存の医療業界に対して影響が少ない形での導入が進んでいくことが予想されます。

遠隔医療サービスの普及に取り組んでいる技術系の会社などは、面白い銘柄の一つでしょう。

ドローン関連銘柄

ドローンは、一般消費者向けによく注目が集まっていますが、本当に市場規模が見込まれるのは、物流の領域や、各産業分野での活用などです。

Amazonはドローン配達などを実験的に実施する動きが米国であるなど、既に着手し始めており、日本においても、インフラの点検作業にドローンを用いるなど、産業分野での活用は進んできております。

今後も成長が期待できる分野と言えるでしょう、ただしこちらも制度が出来上がらないと、一般的に利用は促進されないため、少し時間がかかるとは予想されます。

VR関連銘柄

VR関連銘柄も、コロナをきっかけに注目を集めているテーマの一つです。オフラインでの人との接触からオフラインでの集まりへ、という流れに拍車をかけています。

また、密かに注目されるが、海外旅行などのVR体験領域です。コロナが長期化すれば、海外旅行へは行きにくくなります、その代替として、VR体験で海外旅行をするというてものです。

今後、高齢化が進んでいく中で、高齢者の海外旅行の代替手段としてVRを活用する流れができてくれば、面白い領域と考えられるでしょう。

葬祭関連銘柄

日本の出生率は減少の一途を辿っていますが、死亡者数は増加し続けています。したがって、葬祭関連銘柄もマーケットは増加傾向にあると予想されます。

現在は、コロナの影響もあり、人が集まって葬祭ができないですが、長期で見ればトレンドはあると考えられるので、テーマとしては注目に値するでしょう。

生体認証関連銘柄

デジタルシフトやDXが各業界で進む中で、情報セキュリティの課題も大きくなりつつあります。そこで注目されるのが、生体認証技術。

これまでのID/Passだけの情報管理では、情報漏洩のリスクを減らすことが難しく、そこで注目されるのが生体認証技術でしょう。

例えば、声、指紋、顔認証など、さまざまな生体認証の技術があり、組み合わせることでセキュリティは強化ができるので、今後もニーズは高まると考えられます。

無人店舗関連銘柄

小売業のコストのなかで、賃料と同等かそれ以上にかかるのは人件費です。ここの部分が削減できれば、小売業の利益率は格段に上昇します。

それを実現するのが無人店舗という考え方です。米国のAmazon始め、Amazon Goなど無人店舗技術は徐々に確立されつつあります。

現状は、実現するにあたって莫大なコストがかかるのですが、何らかの技術革新によって、安く導入ができるのであれば、長期的には、一気に浸透する可能性があります。

食の安全関連銘柄

物への消費が減ってきている中で、「健康」にお金をかける人が増えてきています。巷に溢れるダイエット本や自己啓発系の本の多さを見れば、そのようなトレンドは見て取れます。

それに合わせて、身体に入れる食事へ気を遣う人はますます増えてくるでしょう。そういう意味で、オーガニック食品や国産など食の安全性をサポートするような銘柄には注目がより一層集まると考えられます。

中古住宅関連銘柄

SNSの浸透によって、若い人たちのファイナンスリテラシーは上がっていると考えられます。それに従って、これまでローンを組んで新築のマイホームを購入するという考え方に変化が起こっている考えられます。

中古の住宅をリフォームして住むという考え方も一般的になりつつあり、米国に近い形で、中古住宅市場は今後もより一層成長が見込める分野だと予想がされます。

ミニマルな考え方や生活が一種のトレンドとなっている中で、中古住宅へのニーズは長期的、継続的に高まり続けるでしょう。

テーマ株、銘柄は自分でストーリーを考えてみることが大切

さて、ここまで個人的に注目するテーマ株を見てきましたが、このように、長期的な趨勢やトレンドを理解した上で、自分でストーリーを書いてみると良いと思います。

もちろん、自分が思った通りにいかないことは数多くあるかもしれませんが、ストーリーを考えること自体、世の中のトレンドや長期的視点を持って投資にあたるという練習になるので、ぜひ試してみてください。

今後は、それぞれのテーマ関連銘柄の紹介をしていこうと思います。