クラウドワークス(3900)、事業内容、ビジネスモデル、強みと成長可能性

クラウドワークス(3900)、事業内容、ビジネスモデル、強みと成長可能性

クラウドワークス(3900)の業績、売上高などを分析、考察しています。

まずは、客観的に事業内容を精査する前に実績値としての数字を見ていきたいと思います。

株価関連情報

(調査日時:2022/2/20)

時価総額:162億円

PER(予):-

PBR:4.1倍

株価チャート(10年)

上場してから株価は行ったり来たりを繰り返しています。1,000円〜2,000円を動いています。

売上高推移

(単位:百万円)

2016年:1,990

2017年:2,925

2018年:6,634

2019年:8,749

2020年:8,728

2021年:7,769

2019年を境に下落傾向となっている点が気になるところです。ただ、2016年からの成長率は凄まじいものがあり、大きく利用されているサービスであることが理解できます。

営業利益推移

(単位:百万円)

2016年:-593

2017年:-335

2018年:23

2019年:48

2020年:-298

2021年:601

2021年には利益のでる体質に変化していることが良い兆しであることが理解できます。過去赤字続きであったため、今後の利益を維持できるのか気になるところです。

当期利益推移

(単位:百万円)

2016年:-647

2017年:-354

2018年:-81

2019年:-127

2020年:-53

2021年:622

過去最高の利益水準を2021年に出しています。

有利子負債推移

(単位:百万円)

2016年:32

2017年:6

2018年:1,985

2019年:988

2020年:100

2021年:100

有利子負債は特に気にする水準ではなさそうです。

現金等推移

(単位:百万円)

2016年:2,105

2017年:1,709

2018年:2,884

2019年:3,266

2020年:3,418

2021年:4,219

キャッシュは潤沢にあります。

フリーキャッシュフロー推移

(単位:百万円)

2016年:-479

2017年:-516

2018年:-618

2019年:183

2020年:535

2021年:773

フリーキャッシュフローも2019年ごろから積み上がるようになってきています。プラットフォーム事業を展開しているので、設備投資も必要なく、順調にサービスが伸びて来れば利益率も上がりフリーキャッシュフローも積み上がるモデルと言えます。

ビジネスモデル、今後の考察

気になったポイントを以下箇条書きでまとめてみます。

  • クラウドワークスは、仕事をしたい人と仕事を依頼する人を繋げるプラットフォーム
  • 個のためのインフラになるをミッションに掲げているため、目指している規模感が壮大であることが理解できます。また、企業などのクライアントではなく、個人を重要視している点も当社の姿勢の参考になるでしょう。
  • 2011年創業で、2014年に上場というスピード上場を果たしています。2020年にはグループ累計会員が400万人を突破しており、インフラとなり得る規模も視野として見えてきている感じです。
  • 事業内容はシンプルで、マッチング事業(個人と企業などをつなぐ)と、SaaS事業に分けられます。
  • マッチング事業は、主力サービスのクラウドワークス、エンジニアデザイナーを中心としたマッチのクラウドテック、事務領域に特化したBizAsst、ハイクラス人材に特化したクラウドリンクスなどです。
  • ビジネス向けSaaS事業では、クラウド型プロジェクト管理ツールとして、クラウドログを提供しています。
  • 収益モデルはシンプルで、手数料収入がメインです。契約額の一部を手数料としていただくモデルです。それ以外にも広告などのオプションによる売上もあります。
  • フリーランスや副業などの柔軟な働き方は今後も増加することが予想される点と、採用する企業側も柔軟に即戦力となる人を採用しないと成長できないという将来像が簡単に想像ができます。市場環境としては良いと言えるでしょう。
  • ゼロから立ち上げたSaaS事業も顧客基盤を既に持っている当社にとってはかなり良い戦略だと捉えられます。

テンバガー可能性

「B」

※「S」、「A」、「B」、「C」、「D」の5段階で勝手に評価した場合です。

株式投資を効率的に学ぶ方法

個別の銘柄を細かく全てチェックする時間がない方には、いくつか効率的に勉強する方法があります。

方法①:著名な投資家の本を読むことで投資の本質を学ぶ

株式投資の本質を理解しておくことで、闇雲に銘柄をチェックする手間が省けます。

著名投資家の本を読み、早い段階で本質的な考え方や思考方法をインプットしておくことが長期で役に立つものだと信じています。

参考記事:【投資本・決定版】株式投資の本質を勉強するため、おすすめ10冊

方法②:有名企業が主催する無料セミナーに参加

無料で提供されている範囲の中で、学習するべきポイントだけを抑えてしまうという方法です。

投資やお金に関する基礎を身につけることは、早いタイミングで身につけておくべき、長期で役立つ教養となります。


【無料でセミナーが開催されているサービス一覧】:
・株式投資セミナー 提供元:日本ファイナンシャルアカデミー株式会社
【公式】https://www.f-academy.jp/
・投資の達人になる投資講座 提供元:株式会社Free Life Consulting
【公式】https://toushi-up.com/
・女性のためのマネーセミナー 提供元:株式会社スクロール(上場企業)
【公式】https://www.scroll-moneyseminar.com/
・【女性限定】マンツーマンでお金のトレーニング「ABCash」提供元:株式会社ABCash Technologies
【公式】https://www.abcash.co.jp/

方法③:SBI証券アプリのスクリーニング機能

様々な指標を組み合わせてスクリーニングすることで、効率的に個別の銘柄を見つける方法です。

3,600以上ある銘柄も上手なスクリーニングの方法で、素晴らしい銘柄と巡り会うことができます。

関連記事:SBI証券のスクリーニング指標一覧、機能の使い方

関連記事:小型株・成長株、銘柄一覧まとめ【日本の有望銘柄80社をブログで紹介】

※本記事に掲載されているコメントは、あくまで個人的見解に基づくものです。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。また記載事項は個人の調査に基づくものであり、100%正確であるとは限りませんので。くれぐれも投資は自己責任でお願い致します。