バンク・オブ・イノベーション(4393)事業分析、株価|スマホゲーム開発、注目小型株

バンク・オブ・イノベーション(4393)事業分析、株価|スマホゲーム開発、注目小型株

ゲームセクターは長期投資という観点から個人的には、あまり投資対象とはしていないのですが、今回は面白そうな小型銘柄があったので、少し詳細に調査してみました。

バンクオブイノベーションの事業内容は何か

バンクオブイノベーションは、スマフォ向けゲームの開発運営の単独事業です。

2006年創業の会社で割と社歴は長いです。

ミッションを「ロマン」と称して、”世界で一番「思い出」をつくるエンターテインメント企業”としています。

事業ドメインをゲームだけではなく、エンターテインメントという領域の中の一つとしてゲームを開発していることが伺えます。

企業理念も”良いものは必ず評価される”というもので、質にこだわる姿勢、本質を求める姿勢がみてとれます。

こういう経営姿勢があったので、今回少しゲーム会社っぽくないなと思いピックアップしています。

ゲーム自体は、4つローンチしています。ゲームの印象としては、細部にこだわり、世界観が強いという点。

ミトラスフィア -MITRASPHERE-

ファンタジーRPG、累計600万ダウンロード。

幻獣契約クリプトラクト

ファンタジーRPG、累計1,100万ダウンロード。

・征戦!エクスカリバー

ギルドバトルRPG、累計100万ダウンロード。

・ポケットナイツ

ギルバトルRPG、累計100万ダウンロード。

数字で見るバンク・オブ・イノベーション

2018年9月期有価証券報告書より

決算年度 2018年度9月(単位 百万円)

売上高  5,052
当期利益 363

営業CF 446
投資CF – 34
財務CF  297

現金、現金同等物 1,845
有利子負債 1,083

ROE 44%

従業員数 141

アプリ別売上構成割合(2018年9月期)

・ミトラスフィア 45.5%

・クリプトラクト 49.9%

ミトラスフィアの売り上げ貢献が著しく成長。

個人的注目ポイント

・デザイン重視の開発姿勢(デザイナー従業員の4割)

・将来FCFを追求する堅実な経営姿勢

・品質最優先の開発姿勢

・リリース後のヒット確率が高いこと

・自社IPを確立することの重要性を認識

・中国での配信を計画中
参考:『ミトラスフィア-MITRASPHERE-』の中国本土配信にかかる独占ライセンス契約締結に関するお知らせ

懸念点

・質優先することによるリリースの遅れ、リリース本数が少ないこと、1、2年に1本

・ユーザーの嗜好性が変化する可能性あり(BtoC特有)

・競合他社が多く、競争が激しい業界(アプリランキングを見れば明らか)

・2本の主力タイトルの売上依存度が高く、安定性に欠ける

株価水準

 

2019年2月時点

時価総額:約64億円

PER:17.6倍 (2018年度の当期利益より算出した場合)

まとめ

ゲーム会社は、ユーザーの嗜好性によって大きく左右されるため正直判断が難しいですが、客観的に数字と実績をみるととても面白そうな会社だなという印象を持ちます。

前回エクストリーム社を調査していた時も同じような感じの印象でした。

関連記事:小型成長株、投資対象候補として挙げた銘柄の結果検証と振り返り

ゲーム会社としては、堅実な経営をしているポイントが個人的にはとても興味が惹かれる点であります。

財務状態も良好、IP確立重視の経営戦略は将来的なエンターテインメント事業としての事業の拡張性を考えた上での戦略であって、将来的にはゲーム以外の領域にも進出する可能性もありそうと想像していました。

ゲーム自体は、少しプレイをしてみたり、口コミを見ればわかると思うのですが、世界観が強く、デザインや音など細部に拘っている印象がみてとれます。

こういった質にこだわる姿勢自体が長期的には、大きな差別化、競争力につながる可能性もあるのかもしれません。

一方で、新しい作品のリリースがいつになるのか、既存タイトルの売上がいつまで続くのかというポイントは未知の部分が大きく、安心できるかというとそうでもないでしょう。