【投資本・決定版】株式投資の本質を勉強するため、おすすめ10冊

【投資本・決定版】株式投資の本質を勉強するため、おすすめ10冊

本記事では、これまで何十冊と投資に関する本を読んできた筆者が、特におすすめする、投資の本質を理解、勉強することに役立つ本を厳選して紹介します。

小手先のテクニックというよりは、ビジネスや投資の本質を理解するという目的で、これまで投資に関する勉強する方におすすめの本です。

初心者の方は、早い段階で本質的な考え方や思考方法をウォーレンバフェットをはじめとした著名投資家の本を読み、インプットしておくことが長期で役に立つものだと信じています。

おすすめ本①:株で富を築くバフェットの法則[最新版]—不透明なマーケットで40年以上勝ち続ける投資法

株式投資で巨万の富を1代で築いたウォーレンバフェット。株式投資における本質的、根本的なエッセンスは全て学ぶことができます。

マーケットがどんな状況であろうとも、常に企業価値という本質を見極め、徹底した自分のルールに基づいて投資を実行しています。

投資の世界では彼ほど影響力を持っている人は他にいないと言っても過言ではないでしょう。

この本は、バフェットに関わる本の中でも、特に内容が簡易的にまとまっていて、初心者にはお勧めの一冊となっています。以下、特に勉強になった箇所の引用です。

「簡単に理解できる事業を行っていて、5年、10年、20年先にきっと今より大きな利益を上げていると思われる企業の株式を納得できる価格で買うことが投資家の目標です。長くやっていると、そんな企業はほんのわずかしかないことがわかります。そのとき、これだと思った株式に大きな金額を投資するのです」

とにかくバフェットは当たり前のことを、長期的な時間軸を持って冷静に判断することに長けている人物だと思います。本質的な思考の持ち主なので、株式投資だけではなく、人生における哲学なども含めた学びの多い一冊です。

株式投資が上手くいかない時期や、感情的になってしまった時などに改めて立ち返るときに、手にとって読みたい一冊と言えるでしょう。

おすすめ本②:株式投資で普通でない利益を得る

株式投資の基本的な考え方、時代を超えても変わらない普遍的な項目について、理解することができる一冊。ウォーレン・バフェットもこの本を読み、直接筆者に会いにいったほどの内容です。

基本的な投資に対する考え方のベースはこの一冊から獲得できます。どのような企業に投資をするべきか、買うタイミングや売るタイミングのポイントなど、参考になるポイントを複数まとめて紹介してくれています。

例えば以下の引用部分などは参考になりました。

その会社は、今後売り上げが並外れた成長を見せる可能性がある事業を行っているのかどうか、もしくは今後参入しようとしているのかどうか、ということだ。次に、その事業は、その業界が成長したときに、競合他社が比較的容易に参入できて、既存の大手企業にとって代わることが可能かどうか、ということだ。

成長株投資の方が割安株投資よりも、リターンは高いところを強調しつつも、どのような成長株に投資をすべきか、という点に重きをおいて説明をしてくれています。

特に、将来の成長可能性というポイントでは、競合他社という観点は疎かにしがちなところなので、参考になるポイントです。

個人投資家が知りたい内容が充実しています。例えば、「株を買うときに調べるときに15のポイント」などは初心者の人は、購入する前にどのようなポイントを見るべきかを勉強するためには、必読の項目でしょう。

おすすめ本③:マンガーの投資術 バークシャー・ハザウェイ副会長チャーリー・マンガーの珠玉の言葉 富の追求、ビジネス、処世について

バフェットの相棒で、影でバフェットを支えたブレーン。彼の長年の投資に対する考え方を理解することで、株式投資における普遍的なエッセンスを少しでも理解することができる一冊です。

バフェットに多大な影響を与え、今のバークシャーがあるのも彼のおかげである要素も大きい。

かの有名な大富豪でマイクロソフトの創業者であるビルゲイツも以下のように言及している。

「チャーリー・マンガーほど物事を幅広く考えている人間を他に知らない。」(ビル・ゲイツ)

特に、本書内で言及されている「忍耐」を大切にする姿勢は見習うべきポイントであり、他の大多数の投資家と差別化するポイントであります。

忍耐は長所であり、投資のゲームにおいては資産でもある。こう言うとほとんどの人は、株価が上昇するのを待って、ある銘柄を辛抱強く持ち続けることだと考える。マンガーの世界では、忍耐とは、手元に十分な現金を用意しておいて、偉大な企業の株価が下落して適正な水準になるまで、集中力を切らさずに待ち続けることを意味する。偉大な投資家になるために必要な技術は、弁護士や医者になるために必要な揺るぎのない集中力と同じである。

然るべきタイミングまで、買わずに待ち続けること。この忍耐とは、意外にも多くの個人投資家に欠けているポイントでもあります。多くの個人投資家は、タイミングも考えずに、上昇局面では気持ちが浮かれて買ってしまうことが多いでしょう。

そういう意味でも、マンガーはマーケットが暴落したタイミングなど、然るべきタイミングが来るまでは、投資をせずに現金で忍耐強く待ち続けることができる人と言えるでしょう。「忍耐」に関して、個人的には学びのある一冊です。

おすすめ本④:ピーター・リンチの株で勝つ―アマの知恵でプロを出し抜け

株式市場は不合理である、数値だけで判断できる合理的なものでなく、芸術に近いという言葉に感銘を受けました。株式投資は単純化はできないことを理解し、その中でも相対的に良さそうな確率の高い企業を見つけることについて大変示唆に富む一冊です。

それ以外にも、以下引用部分は面白いポイントだと思いました。他の大多数の人が考える逆をいくという観点は参考になります。

退屈な業容の会社は退屈な社名と同様に好ましいし、両方揃えば最高である。高収益で財務内容の良好な会社が退屈な業務を行なっていれば、その株を割安なうちに買う時間が十分にある。そしてその株が人気化して高値に達したときに売ればよいのだ。

例えば、本ブログ記事でも紹介をした「豆蔵ホールディングス」という名前の会社も、まさに上記会社が退屈な名前で、人気化もしていない業容でした。ピックアップしてから後々にインテグラルというPEファンドにMBOされています。

参考記事:豆蔵ホールディングス(3756)事業分析、株価|AI、IoT、BigData注目小型株

上記の引用部のように、投資にまつわる数多くのヒントが隠されています。特に、本著は考え方以外にも、実践的にどうやってい活かすことができるかも示唆を与えてくれる一冊となっているため、初心者の人でも分かりやすく理解ができるでしょう。

おすすめ本⑤:私の財産告白 by 本多 静六 

投資の元手となる種銭をどのように作るのかという点において、とても参考になります。種銭をどうやって作るか、貯蓄をどの様に形成するのかについて、本質的な考えを理解できます。

関連記事:お金を増やすためには、元手となる種銭を早く作り、複利の効果を享受する

以下はなぜ種銭を作る重要性があるのかという点を説明した引用文です。

とにかく、金というものは雪達磨のようなもので、初めはホンの小さな玉でも、その中心になる玉ができると、あとは面白いように大きくなってくる。少なくとも、四分の一天引き貯金で始めた私の場合はそうであった。これはおそらくだれがやっても同じことであろう。だから、私は確信をもって人にもすすめてきた。どんなに辛い思いをしても、まず千円をお貯めなさい。――今日ならさしずめ十万円というところか――千円貯まれば、たちまち五千円貯まり、五千円貯まれば間もなく一万円にはいとやすいことである。

また、本書の中で出てくる中で、素晴らしい言葉があります。「人生即努力、努力即幸福」は著者のメッセージを体現しています。

投資や貯蓄だけではない、時代を超えても生き方に関する普遍的なメッセージが数多く散りばめられている名著です。

考え方としてはウォーレン・バフェットなど本質的思考をする世界的に著名な投資家と似ている部分があります。

これから投資を始めたいと考える初心者の方は、まずはどうやって投資のための種銭を作るか、種銭をまずは作ることの重要性を理解するという観点から、非常に参考になる一冊となっていると思います。

おすすめ本⑥:ざっくり分かるファイナンス~経営センスを磨くための財務~

ファイナンスの理解がないと、企業の実態が把握できないので、ファイナンスの本質を理解したい人にお勧めの一冊です。

会社の本質を理解するためには、財務を理解することを避けては無理だと思います。

PL/BS/CFなどの財務三表がどのようにつながっているのかということをシンプルに理解するだけでも、企業の本質を理解するための一歩が踏み出せます。

例えば以下の引用一説ですが、サラッと書かれていますが、企業価値、株式投資の本質に近い箇所です。このような本質的に難しい概念について、簡易的にわかりやすく本書は説明されています。

現在価値の考え方をマスターすると、世の中のさまざまな金融商品の理論価格を計算することができるようになります。なぜなら、金融商品の理論価格とは、その商品が将来生み出すキャッシュフローの現在価値の合計だからです。さらっといいましたが、これは結構重要です。

成功している投資家の方達は、必ずと言っていいほど数字を大事に分析、企業の本質的な価値を理解しています。

会計や財務の勉強にはアレルギーのある方も多いかと思いますが、本著はその中でもシンプルに分かりやすく本質を説明している一冊なので、初心者でも理解を深めることができる一冊だと、自信を持っておすすめできます。

おすすめ本⑦:知ってそうで知らなかった ほんとうの株のしくみ

株式投資とは何か、株の仕組みについて本質的に理解を深めることができる一冊です。

特に著者は「価値」についての考察を深く進めており、企業の価値とは何か、どうやって価値を求められるかなど具体的な方法について説明しています。

平易な文章で書かれていながら、「なるほど」そういうことだったのかという、今まで言語化ができていなかった部分が、スッと腹落ちする感覚を持てるでしょう。例えば以下の引用一説、高い利益率の源泉とは何かを平易に大別して、それぞれを説明してくれています。

高い利益率の源泉は、次の4つのパターンに大別できます。①多くのことをうまくやる企業(高い業務効率)②他に任せる企業(フランチャイズ、ネットワーク)③誰もできないことをやる企業(知的財産)④信頼が厚い企業(ブランド・ロイヤルティ)

最終章では、「感情の罠」として、株式投資における天敵である自分自身の感情との戦い方について示唆を与えてくれます。

投資に役立つ7つの習慣の項目などは、すぐに始めることができるアドバイスであり、一読の価値はあります。

著者である山口陽平氏は、本質的に物事を捉えることができる、思想家であることが著書を通じて実感できる一冊です。

テクニックや技術を学ぶ前に、本質を掴むことで、株式投資の理解を深めてみるきっかけとなる一冊でしょう。あまり時間をかけずに簡単に読むことができるのですが、内容は濃い一冊となっているので、読み終わった後に考えさせられる本です。

おすすめ本⑧:PRINCIPLES(プリンシプルズ) 人生と仕事の原則

世界最大のファンド、ブリッジウォーター設立した、レイ・ダリオ氏著の一冊です。

株式投資における直接的なアドバイスというよりは、企業経営に関する哲学や原理原則について理解を深めることができる一冊となっています。

原理原則を理解することで、強い組織や成長できる企業に必要な要素は何かということを理解することができます。

それらを通じて、企業の競争力を正しく掴むことができるのではないかと思い、お勧めの一冊として加えています。

詳しい中身については、記事で紹介した以下で理解していただければと思います。

参考記事:レイ・ダリオの本 Principles: Life and Work (人生と仕事における原理)

特に個人的に学びとなった項目としては、組織を構成する要素を「人」と「デザイン」として捉えていた点です。

多くの企業では、「人」を大切に最も重要な要素と取り上げていますが、それらが正しく機能するためには、「デザイン」が重要である点であるということ。

そういう意味では、強い組織は、「デザイン」が優れているということが理解でき、企業を調査、分析する際にも、とても参考になります。

おすすめ本⑨:道具としてのファイナンス

「会計」と「ファイナンス」の違いを説明できますか?初心者だった当時は私もフィナンスの基本も理解していませんでした。

しかし、本著を通じて、ファイナンスの基礎を理解することができ、自分でも企業のバリュエーションを簡易的に算出することができるようになりました。

フリーキャッシュフローを求めて、現在価値に割り引いて、企業価値を算出するなど、簡易的にできることができれば、高値掴みをすることを避けることができます。

少々難易度は上がってしまうのですが、中級者や上級者の方は、いわゆる投資のプロという方たちがどのように企業価値を算定しているのかを理解することができる一冊となっています。

中身は、そこまで専門的な用語を使っているわけではなく、初心者であってもスラスラと読むことができる構成になっているので安心して取り掛かれる一冊となっています。

ファイナンスの本は数多く試してみたのですが、いずれも専門知識を前提としている本が多く、挫折してしまいがちですが、本著は容易な文章で書かれているので、お勧めの一冊として紹介します。

おすすめ本⑩:ストーリーとしての競争戦略

成長企業への長期投資を前提とした投資を実行したい場合には、その企業が持つ戦略の優位性に気づかなければいけません。

私もいくつもの企業を分析しているのですが、面白いと思った会社は一様にして、綺麗な戦略ストーリーがあり、そこには長年の戦略の一貫性を感じることができます。

そして、その戦略ストーリーは、難解なものではなく、業界にいない私でも理解ができるシンプルなものだったりします。

本著「ストーリーとしての競争戦略」はそのような、企業の事例を通じて、ストーリーとしての競争戦略とは何かについて紹介してる名著となります。

例えば、スターバックス、マブチモーター、デル、サウスウェスト航空、アマゾン、アスクルなどこれまで急激に成長してきた企業のストリーリーを検証しています。

今後、企業の本質的な競争力を、開示資料から理解したい人など、長期的に成長できる可能性のある企業を見つけたい人など、基本的な考え方を過去の事例から理解することができる一冊となっています。


種銭があまりないという個人投資家の方には、SBIネオモバイル証券などで少額で投資を始めることもお勧めです。種銭がない場合には、あまり大きなリターンを得ることは難しいですが、実際に投資をした銘柄とそうでない場合では、雲泥の差があります。

投資を実際にするという前提での企業調査や分析には力が入り、投資した後も継続的にその企業を、自分ごとのようにフォローアップすることができます。

銘柄のスクリーニング方法やその他の小型株の情報に関しては以下が参考になります。

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種銭を生み出すことの重要性や、どのように種銭を積み上げるのかという方法については以下参考にしてください。

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※本記事に掲載されているコメントは、あくまで個人的見解に基づくものです。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。また記載事項個人の調査に基づくものであり、100%正確であるとは限りませんので。くれぐれも投資は自己責任でお願い致します。