四電工(1939)、事業内容、ビジネスモデル、強みと成長可能性

四電工(1939)、事業内容、ビジネスモデル、強みと成長可能性

本ブログ記事では、四電工(1939)のビジネスモデルや業績など数値データを分析、事業内容に基づく強みと今後の成長可能性について考察しています。建設をテーマとした銘柄です。

四電工(1939)、株価関連情報

(調査日時:2023/5/27)

時価総額:341億円

PER(予):8.48倍

PBR:0.59倍

配当も4%台後半と魅力的です。PBRも0.5倍だとかなり割安な印象です。割安で高配当銘柄ということで、かなり良さそうな印象です。

売上高推移

2019:804億1100万
2020:827億2800万
2021:896億2900万
2022:926億4800万
2023:891億2000万

2017年を境にして、売上高は右肩上がりに推移。直近の2023年に売り上げが減少している点が少し気になります。資機材の調達遅延ということも影響にあった模様です。

営業利益推移

2019:29億3800万
2020:34億1800万
2021:50億8900万
2022:54億1500万
2023:49億7000万

営業利益に関しても利益率が5%台と直近の数年は改善してきている模様です。

当期利益推移

2019:23億9200万
2020:22億8900万
2021:36億5200万
2022:37億7900万
2023:37億6400万

当期利益も30億円台と安定した利益を出せる水準となってきています。

ROE推移

2019:5.15%
2020:4.92%
2021:7.09%
2022:6.98%
2023:6.74%

有利子負債推移

2019:152億2400万
2020:145億5800万
2021:140億9400万
2022:98億6100万
2023:114億7700万

有利子負債は、2018年をピークに減少傾向にあります。

現金等推移

2019:139億4700万
2020:77億7400万
2021:133億1800万
2022:190億9500万
2023:199億1700万

有利子負債が110億円に対して、現金は199億円と潤沢に現金はある模様です。財務体質も良さそう。

フリーキャッシュフロー推移

2019:9億9700万
2020:-47億8900万
2021:76億7500万
2022:83億3200万
2023:39億5700万

直近3年間のフリーキャッシュフローが大きく積み上がっています。2020年大きくマイナスとなっているのは、売上債権が増加した影響が大きいです。

事業内容

・「設備工事業」では、配電工事、送電・土木工事、電気・計装工事、空調・管工事、情報通信工事を受注施工。
・「リース事業」では、工事用機械、車両、備品等のリースを行っている。
・上記以外にも太陽光発電事業で、太陽光発電の販売事業も行っている。

売上の内訳でいくと、90%近くが設備工事の事業なので、設備工事をメインの会社と理解して問題なさそうです。太陽光発電事業は売上は小さいのですが、利益面では15%を超える水準で寄与しているので、案外無視できない水準で利益貢献していることが分かります。

ビジネスモデル、今後の考察

・会社HPは、特徴をわかりやすく伝えていて、いくつか印象に残るポイントを以下ピックアップします。
・従業員に占める技術職の割合90%という数字。ここは、配電が強いのも納得ができる数字です。技術力があることが他社との差別化となっていることを物語っているのでしょう。
・人材のレベルも高い印象です。特に多くの人材が資格を取っていて、勤続年数も長く、優れた組織の特徴を持っている印象。
・進化する総合設備企業として人と社会をつなぎます、という経営理念の通り、単なる建設業だけではなく、配電や電気周りの施工も含めた「総合」というのが特徴なのでしょう。
・設備工事は多くの種類の事業を抱えているようですが、特に強いのは「配電」と「電気・計装」
・会社名の通り、地域別の売上高では四国の割合が9割近くあるので、地域依存の高いビジネスモデルであることが分かります。
・企業としては数字的にも魅力的な印象ですが、業界的にどこまで今後成長余力があるのかという点は気になるところです。

テンバガー可能性

「C」

※「S」、「A」、「B」、「C」、「D」の5段階で勝手に評価した場合です。

※本記事に掲載されているコメントは、あくまで個人的見解に基づくものです。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。また記載事項は個人の調査に基づくものであり、100%正確であるとは限りませんので。くれぐれも投資は自己責任でお願い致します。

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関連記事:SBI証券のスクリーニング指標一覧、機能の使い方

関連記事:小型株・成長株、銘柄一覧まとめ【日本の有望銘柄80社をブログで紹介】

方法③:著名な投資家の本を読む

以下の関連記事で、個人的に読むべき10冊をまとめています。

関連記事:株式投資の本質を勉強するためのおすすめ書籍10冊

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