【注目】小型成長株、テモナ(3985)事業分析、株価水準 | EC事業者支援事業、サブスクモデルの導入

【注目】小型成長株、テモナ(3985)事業分析、株価水準 | EC事業者支援事業、サブスクモデルの導入

今回は、SaaS企業で時価総額が100億以下ということでテモナをピックアップ。詳細を見ていきたいと思います。

テモナ事業内容

EC支援事業の単一セグメントで、EC事業者を対象に以下二つのサービスを提供。

たまごリピート

リピート通販に特化したサービス

ショッピングカート付リピート通販専用WEBサービス

当社の収益は、月額のシステム利用料と決済手数料

ヒキアゲール

EC訪問者の行動履歴、購買履歴から最適なWEBサイトへパーソナライズするサービスです。

数字で見るテモナ

2018年9月期有価証券報告書より

決算年月 2018年度9月(単位 百万円)

売上高  1,245
当期利益 214

・販売実績

  だまごリピート 1,196(前年同期比 17.7%)
  ヒキアゲール 48 (前年同期比 36.4%)

営業CF 148
投資CF  82
財務CF  136

現金、現金同等物 1,661
有利子負債  357

ROE 17.9%
従業員数 65

テモナ注目点

・創業以来11年連続の増収

・コア商品であるたまごリピートは堅調に成長

サブスクリプションビジネスに特化したソリューション提供

・システム使用料で積み上がるストックビジネスモデル

懸念点

・競合が多い、レッドオーシャンな市場

参考ページ:ECサイト構築】主要ネットショップASPを徹底比較!

・定期通販の特性が強い、健康食品、サプリメント、化粧品市場への依存度が高い
参考:主な導入事例

・ヒキアゲールの売上が減少傾向

・たまごリピートの料金設定が高い

参考ページ:たまごリピートの評判と実態|15個のASPショッピングカートを試したアイミツが徹底比較!

Amazon定期おトク便は脅威となるか。

参考ページ:Amazon定期おトク便はずる賢く使え!8つの特徴はチェック必須

経営者はどんな人か。

代表取締役は、佐川隼人 氏という方です。以下略歴となります。

1980年、大阪府生まれ。高校卒業後、18歳で起業するも事業解散。
ソフトウェア開発会社に就職し、約3年間プログラミングを行う。その後オーストラリアに約2年留学し、帰国後フリーランスのシステムエンジニアとして起業。大規模システム構築に関わり、金融系や生産管理など多岐にわたる業務システムの設計と開発を行う。その後共同経営で会社を立ち上げるも、経営パートナーの裏切りに遭い解散。ほぼ無一文で上京し2008年10月にテモナ株式会社を設立。インターネットビジネスにおいて商売の本質である「リピート」の概念にこだわったシステム製品を創出し、これまで延べ1,000社以上の起業に自社製品の提案、ネット通販のコンサルティングを行う。代表製品に「たまごリピート」がある。

出典:テモナ株式会社-佐川隼人

インタビュー記事がありました。

参考記事:ECサービスの分野で日本一になる

・エンジニア出身
ECサービスの分野で日本一になる高い志
・サブスクリプションへのこだわり

と言ったポイントは参考になります。

株価水準

2019年3月時点

時価総額:約66億円
PER(会社予想)約30

テモナ、まとめ

SaaSビジネスということで、安定して成長しています。EC事業者向けのASPサービスは数多くあるレッドオーシャン領域なのですが、リピート、サブスクリプションに特化しているという点で差別化ができていると考えられれます。

導入事例を見てもらえば分かると思うのですが、健康食品、化粧品などいずれの定期購買が多い領域であり、かつ企業名も有名企業というよりは中小企業が多いように思われます。

サブスクリプションモデルは、そのビジネスモデルの安定性からかなり注目されている領域であり、企業の持続性を高めるという意味でも重要な戦略の一つになってきています。

投資家目線でも、ストック型で積み上がるビジネスモデルを提供している企業は、その成長性と安定性から魅力を感じます。

サブスクリプションモデルを提供している企業といえば、最近上場したビープラッツがありますが、企業のIRを見ていても、多くの企業がフローからストックへとサブスクリプション型のビジネスへ転換している傾向が読み取れます。

テモナの「たまごリピート」は他のサービスと比べると単価は高いのですが、EC事業者が定期購買顧客を獲得するための機能があることが付加価値となっていて、導入が進んでいと思われます。

定期購買顧客をどのようにして獲得するのか、獲得した顧客を維持するための施策はあるのか、などは中小企業でIT担当者やマーケティング担当者がいない場合には、かなり難易度が高いものと思われます。

テモナの強みは、もちろんプロダクト自身の機能性もあるのでしょうが、数多くの企業に対して導入して、支援してきた実績や、そこからの学びやノウハウがあるが大きな強みとなっていると思われます。

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