エンカレッジ・テクノロジ(3682)、株価、業績分析、強みと成長可能性

エンカレッジ・テクノロジ(3682)、株価、業績分析、強みと成長可能性

セキュリティ関連銘柄は今後ますますニーズが増すであろうと思い、セキュリティ関連銘柄、かつ中小型株を中心にリサーチをしています。

前回のセキュアヴェイルに引き続き、今回はエンカレッジ・テクノロジ社を調べてみました。

関連記事:セキュアヴェイル (3042)ブログで企業分析|サイバーセキュリティ注目小型株

まずは、客観的に事業内容を精査する前に実績値としての数字を見ていきたいと思います。

株価関連情報

(調査日時:2021/2/1)

時価総額:45億円

PER(予):29.44倍

PBR:1.44倍

売上高推移

(単位:百万円)

2016年:1,622

2017年:1,871

2018年:1,897

2019年:2,268

2020年:1,928

営業利益推移

(単位:百万円)

2016年:612

2017年:471

2018年:408

2019年:564

2020年:162

当期利益推移

(単位:百万円)

2016年:430

2017年:336

2018年:290

2019年:407

2020年:83

ROE推移

(単位:%)

2016年:16.4

2017年:11.7

2018年:9.5

2019年:12.1

2020年:2.5

有利子負債推移

(単位:百万円)

2016年:-

2017年:-

2018年:-

2019年:-

2020年:-

現金等推移

(単位:百万円)

2016年:1,546

2017年:1,627

2018年:1,865

2019年:2,323

2020年:2,040

キャッシュフロー推移

営業活動のキャッシュフロー

(単位:百万円)

2016年:595

2017年:445

2018年:683

2019年:756

2020年:64

投資活動のキャッシュフロー

(単位:百万円)

2016年:-487

2017年:-278

2018年:-293

2019年:-211

2020年:-174

財務活動のキャッシュフロー

(単位:百万円)

2016年:-49

2017年:-86

2018年:-152

2019年:-86

2020年:-173

フリーキャッシュフロー

(単位:百万円)

2016年:107

2017年:167

2018年:390

2019年:545

2020年:-110

エンカレッジ・テクノロジの事業内容

※以下は、2019年に調査した内容となります。適宜追記してきます。

エンカレッジ・テクノロジは、幅広い製品ラインと優れた技術により、企業におけるシステム運用管理と統制、セキュリティ対策をご支援します。

引用:エンカレッジ・テクノロジHPより

会社HPを見れば分かるのですが、エンカレッジテクノロジのプロダクトは、企業におけるシステム運用管理と統制、セキュリティ対策を支援するものです。

製品群は、マルウェア対策、証跡管理、アクセス管理、システム管理など、監視・管理系が多いような印象を受けます。

ソリューションページを見れば、どのような課題に対して、どのようなソリューション提供をしているかが理解できます。

この中でも主力商品は、「ESS REC」と呼ばれるシステム証跡監査ツールとみられます。

システム証跡監査ツールの導入と同時にクロスセルとして特権ID管理ツールとして「ESS AdminControl」を導入する戦略が伺えます。

主要な業界は金融業界であることが伺えます。

金融業界向けのストックビジネスモデルといえば、関連銘柄としてはショーケース社が挙げられます。

関連銘柄:ショーケース・ティービー(3909)ブログで企業分析|WEBマーケティング支援ツール提供、注目小型株

エンカレッジ・テクノロジ社注目すべき点

・保守サポートサービスの販売実績の比率が高い、2018年度 931百万円と全体の50%近く。

・保守更新率が高い(=安定したストックビジネスモデル)

・現金保有残高が高い、キャッシュリッチな会社

・次期主力製品、ESS AdminGateは中小企業向けに導入しやすい製品、サブスクモデル

懸念点

以下、2018年度3月期有価証券報告書より

・NTTデータへの売上依存度が高い、16.5%

・ライセンス事業の販売実績が前年同期比で – 10%

・ESS RECへの依存度が高い、販売実績352百万円

・金融業界がマイナス金利の影響で低迷気味

・IT人材確保の競争が激化

株価の水準

2019年2月時点で、時価総額76億円、PER(会社予想)21倍です。

割安というわけでもない水準でしょう。

まとめ

以上、セキュリティ関連銘柄かつ小型株の注目株の一つとしてエンカレッジテクノロジ社をみていきました。

セキュリティ製品の中でも割とニッチなコア商品を有し、金融業界に強くストックビジネスを構築していることが強みということが理解できます。

これまでの実績からキャッシュを着実に積み上げて高い水準をキープしているので、安定した財務基盤という点も高評価。

一方で、成長性に関しては、今後の新製品群のクロスセルや中小企業向けの新たな展開がどの程度進展するかという点にかかってくると思われます。

大きなトレンドとしては、セキュリティ意識の高まりもあり、追い風と考えられるので、監視銘柄の一つとなりそうです。


種銭があまりないという個人投資家の方には、SBIネオモバイル証券などで少額で投資を始めることもお勧めです。種銭がない場合には、あまり大きなリターンを得ることは難しいですが、実際に投資をした銘柄とそうでない場合では、雲泥の差があります。

投資を実際にするという前提での企業調査や分析には力が入り、投資した後も継続的にその企業を、自分ごとのようにフォローアップすることができます。

銘柄のスクリーニング方法やその他の小型株の情報に関しては以下が参考になります。

関連記事:【まとめ】小型、成長株のおすすめスクリーニング方法、実践編

関連記事:小型成長株、銘柄一覧【注目の新興銘柄40社を独自調査】

種銭を生み出すことの重要性や、どのように種銭を積み上げるのかという方法については以下参考にしてください。

関連記事:お金を増やすためには、元手となる種銭を早く作り、複利の効果を享受する

※本記事に掲載されているコメントは、あくまで個人的見解に基づくものです。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。また記載事項個人の調査に基づくものであり、100%正確であるとは限りませんので。くれぐれも投資は自己責任でお願い致します。