コロナショック、日本株の大暴落に僕たちはどのように立ち向かえば良いのか

コロナショック、日本株の大暴落に僕たちはどのように立ち向かえば良いのか

こんにちは、@growprojecttaroです。

2月の頭から始まったコロナショック。かなり厳しい状況が続いております。

私も今年に入って購入した銘柄(スタジオアタオ、クロップス)などは被弾しており、もはや塩漬け状態になっております。

それでも、今年に入って2件のMBOがあったおかげで、多少なりともカバーができている状態です。

本記事では、コロナショックの相場の変化に対して、どのように立ち向かっていけるのかを考えていきたいと思います。

コロナショックにおける株式マーケットの反応を再確認

こういうショックが起こった時には、記録を残しておくことは重要です。

後から同様のことが起こったときの参考にできるからです。あまり参考にしすぎるとダメですが。

まずは米国の反応から見ていきたいと思います。恐怖指数であるVIX指数はリーマンショックから初めて50を超える瞬間がありました。

急激に円高が進み、コロナショック前の109円から一時期は104円まで円高が進行しておりました。

それでも長期的なチャートを見ると米国株は堅調に右肩上がりで推移しています。これまでの上げが非常に早いタイミングで行われたこともあり、今回の下げはどこまでいくのか分かりません。

日本株も、一時的な小型株の上昇が見られたものの、米国やヨーロッパなどでコロナウィルスの拡散が確認、収束の見込みが立たない状況から、不確実性が増し、下落に見舞われています。

一時期だけマザーズのほとんどの銘柄が急反発、しかし下げに対しての上昇なのであまり上昇はしていない。そして翌日から下げが継続することに。

コロナショックの収束が見えない状況下、まだ他の国で顕在化がしていないタイミングでの買いは、間違いだった事が分かります。

こういう相場では買い急ぐと致命傷になります。

(3/22 追記)

その後も、やはりコロナの勢いは各国で止まらず、特にイタリアでは死者数が中国を超えています。

米国でも増加率が世界的にも比較して高い状況になっており、予断を許さない状況になっています。(以下参照)

今回のコロナショックに関しては、世界的な有名なヘッジファンドの創業者であるレイ・ダリオも予測を見誤っており、どれだけ予想するのが難しいことかが分かります。

このような不確実性が高い時には、無闇に買い増したりせず、静観するか、現金比率を増やしておく、PFのリバランスを図ることが重要だと実感できます。

 

不確実性が高い時には、慎重に購入タイミング回数を分散させる

今回のように、不確実性が高く、上昇相場で割高にマーケットがなっている時には、株の購入のタイミングは慎重になる必要があります。

特に、米国やヨーロッパなどの主要国でウィルスが顕在化していないタイミングであったのは、不確実性がとても高い状態だったと言えます。

人類とウィルスの戦いが過去どのようなものであったかということも以下の記事がとても勉強になるので、ぜひ参考にしてみてください。

基本的に人類 vs ウィルスは終わりのない戦いであって、致死率に応じて、収束が早まるか、長引くかが決まるという事が分かります。

基本的には今回のウィルスも収束にはなると予想はできるのだが、インフルエンザのように恒常化する可能性だってあるでしょう。

ワクチンが生成されれば落ち着く可能性はあるのでしょうが、その開発自体にも1年ぐらいはかかるとも言われています。

個人投資家がどのように振る舞うべきかというポイントに関しては、購入のタイミングを複数回に分けるということをオススメします。

私も何度もタイミングを間違えてしまった経験があり、どうしても下がったら買いたくなる衝動を抑えられない事がありました。

今回も早い下落のタイミングでeBaseという銘柄を購入してしまいましたが結果的にこちらは反転したので、個別銘柄によってはわからないこともありますが、タイミングとしては少し早すぎたと反省しております。

複数回に分けて購入することをおすすめする。特に下げが長期化しそうと思われる場合には、何回にも分けると良いかもしれない。底は誰にも予想はできないので、リスクを分散させるイメージです。

ルールは大切だが、相場には例外は存在することを肝に銘じる

さて、今回の下落相場で買い急いだ人の多くは、あるルールにしたがって購入をしている人が多いことに気がついた。

それは、騰落レシオというものである。

騰落レシオとは、上がった銘柄と下がった銘柄の比率を表したもので、70を切るといわゆる買い場と言われていて、今回は60や50台に突入する場面が何度もあった。そして、現在では騰落レシオは40台であることが恒常化しています。

過去を振り返ってみると確かに騰落レシオが下がったタイミングが底になっているケースはあるのだが、状況によっては異なる振る舞い方をすることを改めて再認識しないといけない。

前提条件が異なる中で、指標だけで売買をしてしまうのは控えた方が良いだろう。

それでも指標は役には立つので、状況を加味しながら、指標を多角的に活かして判断する、そしてリスクを一気に取りすぎないように分散させることを試みる必要があるのだろう。

暴落によって深く傷ついている場合には、冬眠も一つの手

もし、株の動きによって感情的になってしまうのであれば、みない方がマシである。

後学のために、観察と記録をするという意味においては現実を直視して客観的にデータを収集することは重要だが、それ以上に人間は感情的になりやすい生き物なので、なかなか全ての人がこれができるとは考えられない。

であれば、いっそうのこと放置してしまうのも手である。

結局、見たからといって何かをするわけでもないし、本当に良い企業に投資ができているのであれば、今このタイミングで手放ししまう方が勿体無い。

今後の予想(3/22時点)

今後の予想としては、半年程度で収束するとみているが、それまでは不確実性が高く、下げはなかなか止まらないと思う。半年後というのは直感でしかないが、ピークアウトが鮮明になったタイミングで株価は反転するとみている。

実体経済への影響は大きいと思うが、これによっていきなりリセッションに突入するとは考えにくい。

リーマンショックの時は、環境が異なる。

気になるポイントといえば、今回のコロナショックがきっかけで政治不安に発展することであろう。

例えば、中国の景気後退によって政権変動が起こる、米国での政権変動が起こるなどによって大きく構造が変わる方がよっぽど大きな影響があると思われる。

しかし、ここは予想はできないので、相対的に良さそうな企業へのPFのリバランスと、長期的保有を信じるしかないと考えている。

3月22日時点の状況

PFは大きく毀損しましたが、現状は保有を継続しています。

コロナショックの影響がだいぶ明確になってきており、実体経済への影響も深刻度を増していることは変わりありません。

多くの人が悲観的になっており、だいぶ楽観的な意見も減ってきました。

3月前半は、個人投資家の買いも一定数見られていたのですが、ここにきてだいぶ落ち着いてきたように見受けられます。

今後の動きを完全には予想はできないですが、急激にコロナショックの波が収まるとは考えにくく、

今年中は影響を及ぼす、長期での戦いになりそうです。

そして、実体経済への影響はそれ以上に長期化する可能性があり、相対的に影響を受けにくいセクターへシフトしていく必要があるでしょう。

3月30日時点の状況

米国の感染者数が急増しており、歯止めがかかっていません。死者の数も1万人を超えており、ニューヨークを中心に医療体制も間に合っていない状況に達しています。

一方の日本では、外出規制が出てきているものの、首都封鎖までは至っていません。感染者数も増加していると言いつつも、数千ペースで増えているわけではありません。

なぜ、日本は海外に比べて、感染者数が少ないのか?理由の一つに、BCGの予防接種があると一部の専門家の間では話題になっています。

BCGとは、結核予防ワクチンで、日本人の多くが小学校のときに受けています。ハンコみたいな注射です。これが一定程度、今回の新型コロナウィルスの予防につながっているのではないかという仮説です。

かつて海外からは、この日本のワクチンに対して、批判もあったのですが、もしかしたら日本人を救っているのはこのBCGワクチンなのかもしれません。

株価の状況は、米国株は大きく低迷しているものの、日本株は相対的には堅調な状況が続いています。一番底は、3/19の16,552だった可能性があります。

今後の日本の感染者数次第では、景気は悪化の一途を辿ると考えられるので、投資に関しても長期戦を視野に入れて、現時点では、無理な購入は控えた方が賢明だと思いまします。