東亜道路工業(1882)、事業内容、ビジネスモデル、強みと成長可能性

東亜道路工業(1882)、事業内容、ビジネスモデル、強みと成長可能性

本ブログ記事では、東亜道路工業(1882)のビジネスモデルや業績など数値データを分析、事業内容に基づく強みと今後の成長可能性について考察しています。建設をテーマとした銘柄です。

東亜道路工業(1882)、株価関連情報

(調査日時:2023/5/27)

時価総額:429億円

PER(予):9.77倍

PBR:0.76倍

売上高推移

2019:1036億7600万
2020:1091億2300万
2021:1118億100万
2022:1121億1800万
2023:1187億2100万

過去10年間の推移を見ても、極めて安定的に売上高が推移しています。一方で、成長性という観点からは弱い点は気掛かり。

営業利益推移

2019:36億5300万
2020:47億5300万
2021:71億6500万
2022:55億1600万
2023:47億3600万

営業利益に関しても、売上高が大きい分、営業利益率の変動で大きく変わってきます。過去の推移を見ると4%〜5%台の利益率で推移しているようなのですが、直近は3.9%と利益率が悪化しているので、営業利益も減少しています。

当期利益推移

2019:-2億3100万
2020:41億1600万
2021:46億9700万
2022:37億1400万
2023:31億6000万

2019年の赤字は特別損失を一時的に計上した要因が大きいです。

ROE推移

2019:-
2020:9.73%
2021:10.05%
2022:7.57%
2023:6.15%

有利子負債推移

2019:79億900万
2020:57億7600万
2021:33億5200万
2022:19億1400万
2023:21億8600万

負債は綺麗に減少傾向にあり、財務健全化に向かっている点は、安心できるGoodポイントと言えます。2008年ごろは、有利子負債だけで約200億円近くあったので、だいぶ財務健全化が進んできています。

現金等推移

2019:204億1900万
2020:120億5300万
2021:127億6400万
2022:116億4900万
2023:100億400万

有利子負債に対して現金100億近くあり、安心できる水準と言えるでしょう。

フリーキャッシュフロー推移

2019:1200万
2020:-54億8600万
2021:45億9900万
2022:17億4200万
2023:-7億9100万

投資活動のCFでの支出が毎年発生するため、有形固定資産の取得を継続していかなければいけないビジネスモデルということでしょう。常にCFが安定しているとは言えなそうです。

事業内容

建設事業を中核に、関連する建設資材の製造販売事業、環境事業等を行う。
・「建設事業」:舗装、土木その他建設工事、建設物の解体工事を行う
・「製造販売・環境事業等」:アスファルト合材、アスファルト乳剤、その他建設用材料の製造販売及び建設廃棄物の中間処理、汚染土壌の調査・浄化処理等を行う

ビジネスモデル、今後の考察

  • 名前の通り、舗装道路を造り続けてきた企業です。会社HPは綺麗に作られており、会社のブランディングや採用に力を入れていることが感じられます。
  • 舗装道路の会社だとBtoBでかなりニッチな業界だけに、あまり知られてはいない銘柄だと思われます。
  • 90年間、舗装道路づくりをしてきた会社でかなり歴史のある企業です。
  • 当社の強みとしては、HPに記載がある通り、メーカーであり施工会社であるという両面を有しているという点でしょう。
  • 一見すると、舗装をしている施工だけと思われがちですが、材料メーカーということを銘打っています。
  • 建設事業が6割、製造販売・環境が4割という売上比率ですが、利益面でいくと、5割ずつという年もあります。

テンバガー可能性

「C」

※「S」、「A」、「B」、「C」、「D」の5段階で勝手に評価した場合です。

※本記事に掲載されているコメントは、あくまで個人的見解に基づくものです。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。また記載事項は個人の調査に基づくものであり、100%正確であるとは限りませんので。くれぐれも投資は自己責任でお願い致します。

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関連記事:SBI証券のスクリーニング指標一覧、機能の使い方

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方法③:著名な投資家の本を読む

以下の関連記事で、個人的に読むべき10冊をまとめています。

関連記事:株式投資の本質を勉強するためのおすすめ書籍10冊

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