【まとめ】小型、成長株のおすすめスクリーニング方法、実践編

【まとめ】小型、成長株のおすすめスクリーニング方法、実践編

今回は、小型、成長株のスクリーニング方法について、私が実践したきて方法に基づき、ナレッジをシェアしたいと思います。

  • 小型、成長株のスクリーニング方法がよく分からない
  • 銘柄が多すぎて、全部を見切れない、効率的なスクリーニング方法を知りたい

こんな方にオススメの記事となっております。

ただ、あくまで参考程度で最終的にはご自身の手法を確立することをオススメします。

最終的にはそうでないと、選定した銘柄に納得感が持てない、すなわち銘柄を持ち続ける握力がない、
他の人との差別化ができない、すなわち価値にならない、と思います。

それでは、以下、時系列で私が実践してきた方法をまとめます。

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初期の頃にやっていた方法としては、以下のような指標に基づいてスクリーニングをしていました。

・時価総額 150億円以下
・PBR 3倍以下
・有利子負債自己資本比率 30%以下
・ROE 20%以上
などなど。。。

しかし、これらの条件でスクリーニングをすると、該当する銘柄は8件程度しかありません。時間的な効率化を求めるあまり、絞りすぎてしまうことで、機械損失につながってしまいます。

初期的に、色々な指標を設定してスクリーニングをしてみることは良いのですが、絞りすぎてしまうとお宝銘柄を取りこぼしてしまう可能性があるので注意が必要です。

次から、各指標のスクリーニングの問題点について紹介します。

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ROEで成長株のスクリーニングをしてしまう問題点

ROEとは、自己資本利益率という指標で、自己資本でどれだけ効率的に利益を生み出しているか簡潔に分かる指標です。

個人的には、かなり重要な指標の一つで、ビジネスモデルとして成立しているか、成長性はあるかの指標にしています。

ROEでのスクリーニングにも問題点はあります。例えば、銘柄によっては、成長株であっても一時的に大きく投資をした年には、最終利益が赤字となる等、そもそもROEが出なかったり、ROEが低く出てしまうことがあります。

世界的な成長企業のAmazonも、利益を全て再投資しているため、最終利益はあえて大きく出しておらず、ROEは低く出てしまいます。一方で、一時的な特別利益が計上されている銘柄であっても、成長企業かのように、ROEが高く出てしまうこともあります。

ROEを指標とする場合には、経年でどのように変化しているか、経営のスタンス(投資を重視しているのか)を確認しながらチェックをする必要があります。

参考:【初心者必見の本】株式投資の本質を勉強するため、超おすすめ10冊の本

有利子負債比率で成長株のスクリーニングをしてしまう問題点

有利子負債比率が低く、キャッシュリッチな企業も、スクリーニングの手法としては魅力的な方法です。

有利子負債比率とは、有利子負債(利息がある借入)を自己資本で割った数字のことです。

しかし、有利子負債比率でスクリーニングをしてしまう問題点もあります。
例えば、有利子負債が「ゼロ」(0%)の銘柄に関しては、正しくスクリーニングに引っ掛からなくなってしまいます。

例えば、本ブログでも紹介している成長株として、eBase(3835)がありますが、有利子負債はゼロなので、
成長株で魅力的にもかかわらず、有利子負債比率で、0%以上とすると、スクリーニングには引っ掛からないのです。

本来、成長株を探すためにスクリーニングしているにも関わらず、そのようなお宝銘柄がごっそりスクリーニングからこぼれることもあるので、注意が必要です。

時価総額での株のスクリーニングが一番有力

指標でスクリーニングしてまうと、これまで見てきたような弊害によって、成長株を見落としてしまうことがあります。

では、最終的にどうすれば良いのかというと、時価総額でのスクリーニングだけに止めてしまうということです。

時価総額の目安としては、いくつか方法がありますが、ある程度のレンジで決めてしまって銘柄をチェックしていけば良いと思います。

私の場合は以下のレンジで銘柄をチェックしていきました。
・50億円以下
・50億円以上、100億円以下
・100億円以上、150億円以下
・150億円以上、300億円以下

300億円以上は触れないと決めてしまっています。

理由としては、単純に小型株の方が成長余力があると考えられるからです。過去のテンバガー銘柄を調査してもボリュームゾーンは100億〜150億円の時価総額でしたので、このような調査をしてみるのも面白いかもしれません。

参考:過去10年で10倍株、テンバガーとなった銘柄を調査、共通点を抽出

時価総額別の銘柄数を確認してみる

さて、2020年の1月26日時点でこれらの銘柄数をみてみましょう。

・50億円以下 >>> 633銘柄
・50億円以上、100億円以下 >>> 631
・100億円以上、150億円以下 >>> 375
・150億円以上、300億円以下 >>> 585

それぞれのレンジの投資には特徴があります。以下は、私個人的に感じる違いです。

時価総額100億円以下の銘柄

・50億円以下
・50億円以上、100億円以下

以上のような時価総額の企業への投資を検討している人は、 高リターン狙い、ある程度のリスク許容も可能な投資家、銘柄分析が得意と自信があるような人でしょう。

このレンジの銘柄には、ずっと株価が低いまま低迷している企業も数多くあります。

時価総額が低いのは、単純にマーケットから評価されていないか、まだマーケットがその企業の価値に気付いていないかのどちらかです。

後者の場合であれば大きく化ける可能性があるので、何らかの時代のニーズやその企業の価値に気付ける人は問題なく挑戦できるでしょう、難易度は高いと思います。

時価総額100億円以上、300億円以下の銘柄

・100億円以上、150億円以下
・150億円以上、300億円以下

このレンジで挑戦する人は、100億以下に比べて相対的にリスク許容度が低い、もしくは想定的には慎重にいきたい人向けでしょう。

時価総額100億円以上という点で、ある程度の企業規模とマーケットの評価はあると考えられるためです。

ただし、これは個別銘柄次第ということもあるので、鵜呑みはせずにあくまで参考としてください。100億円以上の時価総額の銘柄でも、一時的に人気化して株価が上昇することは大いにあります。

小型株の数は結構銘柄がありますが、機会ロスを最低に抑えたいという場合には、時価総額のスクリーニングに止めてしまって、全ての個別銘柄について、サァーっと流してみるということです。

投資を始めた初期の段階にこのプロセスを踏んでおくことのメリットは以下の通りです。

広範囲でのスクリーニングのメリットは、迷いなくなること

小型株の投資には大きな株価の変動がつきものです。大きく上がることもあれば、大きく下がることもあります。

その中で、最も重要なのは、投資家自身の握力です。

その銘柄の成長をしっかりモニタリングができて、持ち続けることができるか、またその逆で、成長に陰りが出てきたら損切りができるかです。

特によくあるのが、短期的な下落で早期に手放してしまうことです。これらは、他の銘柄に目移りしてしまったことなどが原因として考えられます。隣の芝生は青く見える現象です。

もし、スクリーニングにおいて、幅広い銘柄をチェックした上で、銘柄に自信を持つことができれば、このような、他の銘柄に移るという迷いは生じにくくなります。

なぜなら、ほとんど全ての銘柄に目を通した上で、最終的に決めた銘柄であると自信を持てるからです。

この点が実は、広範囲に渡って銘柄をチェックしておくことの一つの大きなメリットになります。

時間効率で、スクリーニングで調査する時間を考えてみる

時間はかかるかもしれません。しかし長期で見たときに始めに時間をかけておくことのメリットは計り知れません。
1日何銘柄をチェックするとルールを決めてしまえば、1ヶ月ぐらいで全てを見ることくらいはできます。

また、このようにスクリーニグで費やした時間で、例えば生涯保有することができる10倍株に出会えたとしましょう。すると以下のツイートのような計算で時間効率を考えることができます。

これを考えれば、調査に時間をかけることの価値は計り知れないですよね?

 

きつい言い方かもしれませんが、このプロセスが苦痛だったら、変に投資しない方がマシかもしれません。

最後に

いかがでしたでしょうか?筆者自身も試行錯誤を通じて、結局スクリーニングで効率化を求めるより、しっかり銘柄を確認した方が、漏れがなくて良いことに気付きました。

人間は短期で物事を考えてしまいがちです。長期的に物事を考えることができれば、調査にかける時間は大変かもしれないのですが、今後の人生何十年とある時間に対して大きなインパクトのある時間だと理解することはできるのではないでしょうか。

最後に、個人投資家の方には、SBIネオモバイル証券もオススメです。余っているTポイントを、1株単位で株が買えるので小額で投資も始めることもでき、練習にもなります。コツコツ投資をしながら、銘柄をフォローするきっかけにもなるかと思いますので、こちらも併せてチェックしてみると良いかもしれません。