11月第2週(11/9〜13)、各種株式関連、指標チェック

11月第2週(11/9〜13)、各種株式関連、指標チェック

今週も簡易的に株式マーケットに関する指標チェックをすることで、現在の株価の水準について考察を進めていきたいと思います。

サマリーとして、全体的に指標は上がっているものの、個別銘柄の下落は続いており、実態と指標での乖離が進んでいる印象を受けます。

25日騰落レシオ

1週間を通して、低水準を推移していました。11/13時点では、「88」と90を割っている水準です。短期的に騰落レシオは高い水準にあるのですが、25日という観点からは下落している銘柄が多いことを意味しています。

この点、日経平均といった指標と実態に乖離があることが理解できるでしょう。個別の銘柄に関しては、値下がりしている数が多いというのが実態です。

信用評価損益率

11/6時点の数字ですが、-12.42%と、10/30の週に比べれば数字は改善傾向にあります。

買い残、売り残

11/6時点で、買い残は、約2.4兆円、売り残は7,900億円と、売り残が今年全体を通してもかなり低い水準であることが理解できます。

新安値

23と新安値を更新した銘柄数は特に多くはありませんでした。

新高値

9日、10日にかけて、新高値銘柄数が、122,114と3桁台と大きく数を伸ばしています。特に新高値を更新した銘柄が増えています。

空売り比率

11/13時点で、38.6と少しずつ空売り比率の水準が増してきています。11/9の時点では、35.1だったので、3%近く1週間で上昇したことになります。

海外投資家動向

11/6時点の数字ですが、海外投資家が珍しく大きく買い超していることが分かります。その額は約3,500億円。日経平均の上昇のきっかけは海外投資家による買いが大きな主因とわかるでしょう。一方で、個人投資家がこれまで続いていた買いの姿勢から売りに転じています。明らかな転換点となりました。

恐怖指数(VIX)

11/13時点で、23.10と大きく変化はありません。傾向としては下落傾向にあります。日経VIも同様です。

日経PER/PBR

23.67と1.16と大きな変化はなし

※本記事に掲載されているコメントは、あくまで個人的見解に基づくものです。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。また記載事項個人の調査に基づくものであり、100%正確であるとは限りませんので。くれぐれも投資は自己責任でお願い致します。