メルカリ(4385)事業分析、株価 |日本発CtoCユニコーン企業

メルカリ(4385)事業分析、株価 |日本発CtoCユニコーン企業

今回は、小型株ではないのですが、今後の時代の流れを捉えるという意味で、メルカリをピックアップして、リサーチしてみたいと思います。

CtoCのマーケットプレイスとして、日本で圧倒的成長を果たしたメルカリ、今後の戦略と成長性について数字を交えながら考えていきたいと思います。

メルカリの事業内容

ここは説明するまでもなく、フリマアプリの「メルカリ」と決済サービスの「メルペイ」を展開しています。

数字で見るメルカリ

有価証券報告書-第6期(平成29年7月1日-平成30年6月30日) より

決算年度 2018年度6月(単位 百万円)
売上高 35,765
当期純損失 – 7,041

営業CF – 3,437
投資CF – 1,944
財務CF – 63,617
現金、現金同等物 109,157
有利子負債 29,017

ROE – %
従業員数 1,140 名

以下、その他気になった数字

・メルカリ (H30,6月期 4Q時点)
登録MAU 10.7百万人
流通総額 9,600億円(日本), 600億円(米国)

・販売費及び一般管理費 (単位百万円)
広告宣伝費 16,851

・米国メリカり
累計ダウンロード数 39.9百万件
従業員数 153名

注目点

・中古品市場規模は全体でH27年度の環境省調査によると3兆1千億円と巨大なマーケット。(自動車バイクを除くと、市場規模は1兆1千億円)
参考文献:データで見る消費者とリユース

・フリマアプリの利用者には拡大の余地はまだある。メルカリのMAUが1千万人、それに対してスマホユーザー数が約6千万人(ニールセン・デジタルトレンド2017上半期)

・ユーザーのエンゲージメントの高さ。

・ネットワーク効果(規模が大きくなるほどプロダクトの魅力度が増す)によって自律的に成長

・日本事業のメルカリ単体をみれば高い収益性あり、営業利益ベースで7,411百万円

・メルペイは、ユーザーの取引履歴や信用情報をもとに総合的な金融サービスの提供を視野に入れている。

・国内においてはフリマアプリで独走状態。
参考記事:最も利用されているフリマアプリは? 「メルカリ」が利用率94%で他を圧倒

懸念点

・米国事業の伸びのスピードが日本と比較しても遅い。

・決済事業「メルペイ」は後発組、LINE「LINE Pay」、Rakuten「楽天ペイ」、ソフトバンク「PayPay」など競合ひしめく領域。

・米国事業は、難易度高く、競争激しい。イーベイ、クレイグリストなどの既存企業のほか、アプリ系の新興企業も目立つ。

27 Best Selling Apps to Sell Your Stuff Locally (and Online)
この記事を見ると、メルカリは書かれていませんが、27社近くが掲載されています。

特に気になった会社は以下の通り
Letgo クレイグリストの替わりとしては最も人気のあるアプリと記載があります。
住所検索機能がついている模様で、自分の近くのリスティングを検索できるみたいです。
Postmark  ファッションに特化した、Buy & Sell バーティカルなアプリです。

Shoppingのカテゴリーの米国のアプリランキングでは

1位 Letgo
4位 OfferUp
8位 eBay
32位 Mercari

といった感じですね。

その他参考記事
FLEA MARKET IN YOUR POCKET: 6 BEST APPS FOR SECOND-HAND TRADE IN THE US
Resale Revolution: the new wave of secondhand retail apps in the US market

上記記事を見ると、

Letgo takes simplifying the buying and selling experience to the extreme. Upon sign up, the app encourages you to sell something — anything, you can delete it later! — with a simple snap from your camera. And it really is as simple as that. Although you can customize details if you wish, the listing experience is completely streamlined with even the listing title and category being automatically generated by the app’s AI. The only input required from the user, other than the initial photo, is a price.

出典:Resale Revolution: the new wave of secondhand retail apps in the US market

Letgoのアプリの使いやすさについて紹介されています。アプリをダウンロードすると、何かしら商品を売るような仕組みになっていて、カメラで何か売りたいものを撮ると、アプリの人工知能によって自動的にタイトルやカテゴリーが選択される模様です。

技術的にもかなり高いものがある企業だと思われ、カメラで撮影したものを自動で認識する画像認識技術に優れているのではないでしょうか。

そういえば、最近Facebookが買収したGrokStyleも画像認識技術が優れたスタートアップでした。この技術力がユーザーの使いやすさと、売買の頻度をあげるという意味ではかなりキーになってくるのではないでしょうか。

関連記事:Facebookが買収した人工知能スタートアップ、GrokStyleはどんな会社か。

株価水準

2019年3月時点

時価総額:約4,900億円
PER(会社予想)約 – 倍

メルカリ、まとめ

日本の事業に関しては、ある程度地位が確立されたため、安定して成長することが見込まれます。すでに日本事業単体だけでみれば、かなりの収益が上がるモデルとなっているのでしょう。

一方で、米国事業に関しては、具体的に競合調査をしてみると既存事業者であるeBayやCraigslist以外にも、Letgoという強力な競合アプリがいることが分かりました。

この会社は、技術力も高そうですので、米国事業での地位の確立は一筋縄では行かないかもしれません。

ただ、Letgo以外は真っ向からぶつかる目立った競合アプリはなさそうなので、うまくポジションが取れれば米国でも地位を確保できる可能性はあるかもしれません。

ペイメント事業に関しては、後発ということで、アプリ内の売上金を生かしたユーザーの確保の速さが優位性に繋がってくるのか、今後の動向が見ものです。

話は変わるが、株主の構成を見ていて、Suaddという会社があって調べてみたら、創業者の山田氏のブログにたどり着きました。

http://suadd.com/wp/blog/category/news

こちら、オススメの本がまとめたれていてとても参考になります。彼の経営者としての哲学などがどのような本の影響を受けているのか、そういったことが理解できると思います。

創業時のブログ記事なんかは、何を思って創業したのかという背景を理解することができます。

フリマアプリ「メルカリ」をリリースしました

過去のブログを読んでいると、こんな短期間で日本でNo.1のフリマアプリを開発し、現在米国で勝負しているスケールの大きさとスピードの速さに改めて、驚愕します。

最後に、個人投資家の方には以下もオススメです。余っているTポイントを、なんと1株単位で株が買えるので小額で投資も始めることもできます。筆者も最近サービスを知り衝撃を受けました。

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