成長株を買うタイミングはいつが良いのか?3つの買いパターンで考えてみる

・成長株を買うタイミングが分からない
・よくタイミングを間違えて、下り止まらない
など、課題を感じている人が多いのではないでしょうか。
今回はそんな人向けに、どうやって買いのタイミングを考えれば良いかをご紹介します。
成長株を買うタイミングを間違えてしまう理由
まず、そもそも買うタイミングを間違えてしまう理由について考えてみたいと思います。
買うタイミングを間違えたと判断するのは、どれぐらいの期間設定をしているでしょうか?
1ヶ月などの短期的に考えている場合には、タイミングを間違えてしまうと判断されたとしても、3年など長期に持っていればタイミングの違いは誤差になるかもしれません。
まずは、投資期間をどれぐらいにするかを決める必要があり、それに基づいてタイミングを考える必要があります。
私の場合は基本的に長期投資を考えているので、多少の短期的な値下がりは誤差の範囲と捉えて気にすることがありません。
まずは、自分が考える投資期間を明確にした上で、タイミングを考える必要があるでしょう。
成長株を買うタイミングでルールを決めてしまう
次に買うタイミングにどうしてもブレが出てしまう、基準が曖昧な場合にはルールを決めてしまうという方法があります。
ルールとしては大きく3つに分けられます。
マクロ環境の変化をきっかけにする方法
個別銘柄の変化をきっかけにする方法
個人的な理由をきっかけにする方法
これらは厳密に分かられるというよりは組み合わせになってくるのですが、それぞれを見ていきたいと思います。
マクロ環境の変化をきっかけにする方法
マクロ環境の変化とは、日本やグローバル社会全体の経済が変動する大きな変化を指します。
例えば、最近だと米中の貿易戦争が始まったタイミングや、イランと米国の緊張が高まった瞬間。
過去を遡れば、リーマン・ショックが起こった際などです。
これらの大きな変化で、市場全体が下がった際に、予め決めておいた成長株の候補に投資をするとルールで決めておくことです。
ただ、具体的にどのタイミングが良いのかと思われるかもしれません。ここで役に立つのが、各種の指標です。
例えば、
日経平均のPBR
日経平均のPER
騰落レシオ
など、定期的に計測可能な指標を常日頃から、定点完走しておき、過去の暴落時にどれだけ指標が暴落するのかをあらかじめ確認しておきます。
例えば、25日騰落レシオの場合は60台は早々なく、明らかに暴落のタイミングで年に1回あるかないかなので、この状態になった時には買いと判断することができます。
いくつかの指標を週次なのか月次で確認することは変化を追えるという意味で一定の効果と、買いのタイミングに対して示唆を与えてくれます。
個別銘柄の変化をきっかけにする方法
個別銘柄の変化をきっかけにする方法も上記のマクロ環境の変化と基本的には同じ考え方になります。
定点観測する指標を予め設定しておき、経年で変化を追っていきます。
それらは、
PER
PBR
理論株価とのGAP
などになります。
気をつけなければいけないのは指標以外にビジネス自体の構造や収益モデルに何かしら変化がないかを確認しなければいけません。
指標が変化したからといって、想定していたビジネスモデルや内部の構造に変化があっては前提が覆されてしまうので役に立つことはありません。
私個人的に、お勧めの方法としては
ビジネスとして面白そうな企業の候補を予めリストアップ
5年後の理論株価を求める(過去の成長率を前提に保守的に概算求める)
現時点とのギャップで成長率を出す
一時的な株価の変化の変化で、理論株価との解離が著しくなったら買い(一時的と判断する必要あり)
特に決算発表において、一時的に成長が鈍化することが成長株においては往々にして発生します。
それらは、
1 成長に向けた投資で一時的に費用が発生して収益を圧迫したタイミングだったり
2 内部的な不正などの問題で影響を受けたり
3 期ズレが発生したり
などです。
このような一時的な変化による株価の変化は格好の仕込みのタイミングとなります。
個人的な理由をきっかけにする方法
最後は個人的な理由によるタイミングです。
例えば給料が入った翌月の月初に決まって投資をするなどのルールがこれに当てはまります。
これは、長期投資を前提にしている人、長期でコミットする銘柄が決まっている人にはおすすめの方法です。
冒頭述べたとおり、タイミングを予測することは難しいのですが、長期にすればそれは誤差になると、割り切ってしまうのも一つの方法となります。
長期投資による複利の利益は、以下のツイートをご参照
年間20%のリターンを出せる人からすると同じ1万円の価値でもちょっと見え方違うよね。
– 普通な人
ただの1万円、それ以上でも以下でもない– 20%リターン出せる人
1年間で2,000円の利益を生む種
3年間で、7,200円の利益を生む種
5年間で、14,800円の利益を生む種
10年間で、51,900円の利益を生む種— 小型成長株ファンド (@growprojecttaro) January 20, 2020
まとめ
いかがでしたでしょうか?買いのタイミングは難しいとは言われているのですが、何かしら自分でルールを決めて、試行錯誤して経験を積むのが一番学習につながると筆者は思います。
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