SKIYAKI(3995) 事業分析、株価|ファンクラブのサイトの運営事業

SKIYAKI(3995) 事業分析、株価|ファンクラブのサイトの運営事業

SKIYAKIの事業紹介

今日紹介する会社は、SKIYAKI社。面白い会社名で2017年に上場したばかりの会社。

ファンクラブのサイト運営を軸に、チケットの販売や、ライブ会場での物販、イベント、ライブ制作、アプリ開発などを事業内容としています。

bitfanPro
ファンクラブのワンストップソリューションプラットフォームとして、数多くのファンクラブ実績があります。

SKIYAKI TICKET
ワンタイムQRコードの電子チケット

SKIYAKIの注目点

・TSUTAYAやTポイントカードを運営するCCC傘下。

・アーティストのサイトを無料で制作して、サイトからの収益(ファンクラブの月額費や年会費)をレベニューシェアするモデル。

・ファンの熱量、活動量を可視化することができるので、ファンをランキング化し、上位ファンに対してえこ贔屓することが可能となる点は面白いです。

・アーティストのサイトを皮切りに、オムニチャネル戦略を取っており、音楽産業の隣接点であるチケット販売、グッズのEC、ライブ制作など幅広い展開を実施しています。

数字で見るSKIYAKI

第15期有価証券報告書(平成29年2月1日から平成30年1月31日まで)より

決算年度 2018年度1月(単位 百万円)

売上高 2,487
当期利益 181

営業CF 721
投資CF △102
財務CF 688

現金、現金同等物 1,948
有利子負債 1.8

ROE 25.6%
従業員数 52名

SKIYAKIの経営者はどんな人か。

代表取締役は、宮瀬卓也 氏という方です。以下略歴となります。

平成9年4月 株式会社ソニー・ミュージックエ ンタテインメント入社
平成12年3月 株式会社ブラッドエンタープライ ズ取締役就任
平成13年5月 トイビィー・エンタテインメント 株式会社 取締役就任
平成14年2月 同社 代表取締役就任 平成22年1月 当社入社
平成22年2月 当社取締役就任
平成22年6月 当社代表取締役社長就任(現任)
平成28年12月 株式会社Ararik 代表取締役就任 (現任)

出典:有価証券報告書より

エンターテイメント系の仕事をこれまで多く経験してきたことが分かります。

インタビュー記事がありましたので、価値観や事業構想についてこちらも参考になると思います。

参考記事:ファンを熱狂させる交流サイトが目指す世界

記事を読んでいただければ分かると思うのですが、もともとアーティストを目指していたことが理解できます。

自身がアーティストを目指していたからこそ、アーティストが抱える課題を理解でき、事業化につながったことが理解できます。

ファンクラブ構築のプラットフォームの機能拡充にも意欲的であり、最近はVR関係の機能拡充にも挑戦しているみたいで、ますますファンクラブにおける強固なポジションを築いていることが分かります。

社内がどんな雰囲気かが分かる記事もありました。

参考記事:【SKIYAKI】常識にとらわれない経営で「居抜きオフィス」を選択する理由。大切なのは“モノ”を持つことではなく、働きやすい“場所”をつくること。

宮瀬:SKIYAKIが掲げているクレド(志・信条・約束)のなかで、第一条に「笑顔」、第二条に「遊べ、学べ」と謳っていて、仕事の前にまず遊ぶことを重んじているんです。年に3回の長期休暇を設けていて、2017年のGWは9連休、夏季は6連休、年末年始休暇は10連休もあります。

出典:【SKIYAKI】常識にとらわれない経営で「居抜きオフィス」を選択する理由。大切なのは“モノ”を持つことではなく、働きやすい“場所”をつくること。

遊びやクリエイティブをテーマとしている会社だけあって、クレドとして「遊べ、学べ」と掲げているのは注目すべき点です。

社員のモチベーションや成長、事業のイノベーションを考えたときに、様々な体験をすること、そのきっかけとなる休暇と旅行は特に重要と認識しているのでしょう。

合理的に考えても、会社にとってメリットがあるのかもしれません。

考えてみれば、生産性の高い会社は意外に休暇取得率が高い可能性があります。欧米企業など生産性の高い企業はワークアード、プレイハードの価値観を持ってメリハリがあるような気がします。

休暇によってリフレッシュするからこそ、集中ができる、休暇から新たなアイデアが生まれるといった好循環が日本の企業には足りないのかもしれません。

話が脱線してしまいましたが、SKIYAKIは領域自体が新しいことに挑戦していること、遊びをテーマとしているので、色々と新たな取り組みをしていそうで面白そうです。

株価水準

2019年3月時点

時価総額:約77億円
PER(会社予想)約192倍

個人的見解

代表のインタビュー記事で「コピーされるものの価値は減る時代」ということを意識しています。

確かに音楽産業はCDが楽曲が売れない時代となり、コンサートやイベントなどの体験が売れる時代となってきています。

そのような背景で、ファンとの接点をいかに持つか、その際にインターネットを活用すること、ファンの行動をデータ化して分析することは欠かせない時代となっているのでしょう。

時代のニーズに合ったサービスを展開しており、特に根幹であるファンとの接点を抑えるサービスをWEBから展開している点、そこから多角的に事業展開をしている点が戦略としては面白いと感じました。

CCC傘下ということもあり、Tポイントカードの膨大な顧客データと、どのようなシナジーが今後生まれてくるのか、今後の展開に期待です。

今後の成長戦略として、CtoC向け(一般向けファンクラブ)についてのプラットフォームを提供することも戦略として掲げています。

YouTubeを通して、新たなタレントが生まれたように、新たなプラットフォームを構築できることができれば、成長性はかなりある領域と言えるでしょう。