シグマ光機(7713)事業分析、株価水準|小型成長株、光ソリューションカンパニー、企業分析

シグマ光機(7713)事業分析、株価水準|小型成長株、光ソリューションカンパニー、企業分析

小型成長株ということで今回は、あまり人気ではなさそうなニッチな銘柄、シグマ光機(7713)をリサーチします。

過去3年の売上と利益の伸び率が高いこと、時価総額が100億以下で、財務体制が良好ということでピックアップしました。

過去の10倍株達成銘柄でも、グローバルニッチトップのメーカーであることもあり、当社はそれに該当する可能性があるのかという点でも興味を持っています。

関連記事:過去10年で10倍株、テンバガーとなった銘柄を調査、共通点を抽出

当社は、光ソリューションカンパニーと自社の表しています。

その名の通り、光を用いて、物質を加工、計測、観察するなど技術は今では欠かせない存在となっている模様です。

シグマ光機の事業内容は何か

事業構成は、要素部品事業とシステム製品事業に分かれています。

要素部品事業は以下のプロダクトがあります。個人投資家からするとどのような製品か想像がつきにくいですが、WEB上で製品イメージを持っておくと良いでしょう。

・光学基本機器製品

レーザ光技術の研究・開発及び生産ラインで使用されるメカニカルパーツです。
ベース、手動ステージ、ホルダー、光源、アクチュエーター他 引用:製品案内より

・自動応用製品

装置の自動化や検査・計測をバックアップする自動位置決めステージ及び制御用のコントローラ、ソフトなどです。
高剛性・精密型自動ステージ、シグマファイン(ピエゾ)ステージ、コントローラ、ソフトウエア他
引用:製品案内より

・光学素子・薄膜製品

レーザ光技術の研究開発における高精度な光学研磨品及び薄膜製品です。
これまで培った技術と実績、そして最新設備を備え様々な仕様にお応えします。
ミラー、ビームスプリッター、偏光素子、レンズ、MEオプティクス、フィルター、プリズム、基板/窓 他
引用:製品案内より

・システム製品事業は、光学システム製品
レーザ加工機周辺やバイオ関連製品、観察・計測・検査などがあります。

対面業界は、エレクトロニクス、ライフサイエンス、航空宇宙が主に該当します。

決算資料をみれば具体的にどのような製品をそれぞれの業界で提供しているのかが理解できます。

・官公庁・研究機関
・スマートフォン関連
・車・センシング
・防衛・航空宇宙関連
・メディカルフォトニクス
・通信関連
・国家プロジェクト

これだけ見ても、かなり技術力の高さが要求されるプロジェクトへ参画していることが理解できます。

数字で見るシグマ光機

第43期(平成30年5月期)有価証券報告書より

決算年度 2018年度5月(単位 百万円)
売上高 8,956
当期利益 1,005

営業CF 986
投資CF 63
財務CF – 941

現金、現金同等物 2,859
有利子負債 454

・セグメント業績
要素部品事業 (売上)7,060 (営利) 1,595
システム製品事業 (売上) 1,949(営利) 370

・地域別売上
日本 7,998
米国 1,264
フランス 383
中国 543

ROE % 8.28%
従業員数 454名

注目点

・プロダクトの機能向上、小型化によって微細化等によって光技術のニーズが増している。

・当社は創業依頼、光産業に特化している。グローバルニッチトップメーカーを目指せるのではないか。

・商品企画から量産体制まで一貫して提案できるワンストップサービスを保有している

・高い技術力(官公庁や大学研究機関向けに製品提供)

・高い利益率(売上高当期利益率、約11%)

・株価が割安で人気がない点

懸念点

・フラットパネルディスプレイ業界、半導体・電子部品業界がターゲットで、設備投資の計画は、景気の変動に影響を受け易い。

・2008年の景気後退局面に業績は悪化している。不況に対する耐性はそこまで強くなさそう。(ただ、リーマンショックでも赤字には陥ってはいない。)

・大学機関や官公庁の研究予算費用によって売上が影響を受ける。

株価水準

2019年2月時点

時価総額:約110億円
PER(会社予想)約9.6倍

シグマ光機、まとめ

約13%近く当社の株を保有している筆頭株主に浜松ホトニクス、この会社も実はかなりすごい会社です。

時価総額6,500億円で、過去の業績推移を見ればわかるのですが、増収増益を続けています。

さて、シグマ光機に関しては、過去の業績と財務体制からもかなり良い会社だと思われます。

高い利益率と安定した売上、収益の推移は、高い技術力に裏打ちされているのでしょう。

当社にしかできない技術、製品力があるからこそ、差別化ができ安定成長できているのではないでしょうか。

将来的に、より製品の高度化や微細化が進展することが予想されるので、光技術はこの分野に欠かせなくなってくるのではないかと考えると、今後もニーズは続くと考えられます。

ただ、技術的な要素を理解することは専門家でないため難しいので、その点判断が難しいのがこの銘柄が注目を浴びていない一つの理由でもあるのでしょう。

IRの活動の一貫として、より分かりやすく何をやっているのか、技術面で何が優れているのかを開示していけば、より一層注目は集まるかもしれません。

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