サイバーセキュリティクラウド(4493)、事業内容、ビジネスモデル、強みと成長可能性

サイバーセキュリティクラウド(4493)、事業内容、ビジネスモデル、強みと成長可能性

本ブログ記事では、サイバーセキュリティクラウド(4493)の株価や業績など数値データを客観的に分析、事業内容に基づく強みと今後の成長可能性について考察しています。

セキュリティをテーマとした銘柄です。

まずは、客観的に事業内容を精査する前に実績値としての数字を見ていきたいと思います。

株価関連情報

(調査日時:2022/2/26)

時価総額:147億円

PER(予):56倍

PBR:15倍

株価チャート(10年)

2020年の上場なので、あまり参考になりませんが、大きく下落傾向が続いています。日本のマザーズ市場は上場時に高騰して、下落が続くというような傾向が非常に多く、これでは新興市場への資金が集まりにくくなるという課題があります。

売上高推移

(単位:百万円)

2016年:66

2017年:246

2018年:488

2019年:816

2020年:1,194

2021年:1,817

売上高は順調に推移しています。高い成長率で、二桁成長を維持しています。

営業利益推移

(単位:百万円)

2016年:-

2017年:-42

2018年:-29

2019年:143

2020年:188

2021年:297

営業利益は、小型株という水準であまり高くはありませんが、売上高の成長とともに伸びています。

当期利益推移

(単位:百万円)

2016年:-40

2017年:-52

2018年:-27

2019年:153

2020年:134

2021年:169

利益水準も高くはありませんが、2019年に黒字化を達成しています。

ROE推移

(単位:%)

2016年:-

2017年:-

2018年:-

2019年:73.1

2020年:20.2

2021年:17.9

セキュリティ関連のIT銘柄なので、ROEは高い水準を維持しています。

有利子負債推移

(単位:百万円)

2016年:-

2017年:0

2018年:98

2019年:80

2020年:444

2021年:266

有利子負債に関してはそこまで気にする水準ではありません。

現金等推移

(単位:百万円)

2016年:15

2017年:124

2018年:204

2019年:356

2020年:899

2021年:1,052

現金は割と潤沢にあります。

フリーキャッシュフロー推移

(単位:百万円)

2016年:-

2017年:-21

2018年:-18

2019年:-

2020年:-108

2021年:323

営業活動によるキャッシュフローがあまり高い水準ではないのですが、2021年にはフリーキャッシュフローの黒字化を達成しており、今後も維持できればキャッシュは積み上がっていくでしょう。投資活動によるCFも水準は高くないです。

ビジネスモデル、今後の考察

  • 経営理念としては、セキュリティメーカーとして、”お客様に安心安全を届けることが、私たちの存在意義”と書かれており、明確にセキュリティ分野に特化していることが理解できます。また、グローバル展開という文言もあり、視点の高さも伺えます。
  • 2010年に渋谷で創業。クラウド型WAF攻撃遮断くんを提供開始。2018年に米国進出。2020年マザーズ上場。同年株式会社ソフテックを子会社化。
  • 代表メッセージから、企業のWEBセキュリティがまだ進んでいないこと、一方でセキュリティリスクの脅威は技術進歩と共に進んでいること、100%自社開発でWebセキュリティサービスを開発していること、が読み取れます。
  • サービスは、WEBセキュリティサービスをメインに提供。主力は、WEBサービス、サーバーへの攻撃を可視化、遮断する攻撃遮断くん。それ以外にも関連するサービスを複数提供。
  • 売上の規模的には、攻撃遮断くん→WafCharm、基本は継続利用のSaaSモデルのビジネス。解約率は1%台とそれ以下に抑えられているようで、積み上がるストック型ビジネスモデル。

テンバガー可能性

「C」

※「S」、「A」、「B」、「C」、「D」の5段階で勝手に評価した場合です。

株式投資を効率的に学ぶ方法

個別の銘柄を細かく全てチェックする時間がない方には、いくつか効率的に勉強する方法があります。

方法①:著名な投資家の本を読むことで投資の本質を学ぶ

株式投資の本質を理解しておくことで、闇雲に銘柄をチェックする手間が省けます。

著名投資家の本を読み、早い段階で本質的な考え方や思考方法をインプットしておくことが長期で役に立つものだと信じています。

参考記事:【投資本・決定版】株式投資の本質を勉強するため、おすすめ10冊

方法②:有名企業が主催する無料セミナーに参加

無料で提供されている範囲の中で、学習するべきポイントだけを抑えてしまうという方法です。

投資やお金に関する基礎を身につけることは、早いタイミングで身につけておくべき、長期で役立つ教養となります。


【無料でセミナーが開催されているサービス一覧】:
・株式投資セミナー 提供元:日本ファイナンシャルアカデミー株式会社
【公式】https://www.f-academy.jp/
・投資の達人になる投資講座 提供元:株式会社Free Life Consulting
【公式】https://toushi-up.com/
・女性のためのマネーセミナー 提供元:株式会社スクロール(上場企業)
【公式】https://www.scroll-moneyseminar.com/
・【女性限定】マンツーマンでお金のトレーニング「ABCash」提供元:株式会社ABCash Technologies
【公式】https://www.abcash.co.jp/

方法③:SBI証券アプリのスクリーニング機能

様々な指標を組み合わせてスクリーニングすることで、効率的に個別の銘柄を見つける方法です。

3,600以上ある銘柄も上手なスクリーニングの方法で、素晴らしい銘柄と巡り会うことができます。

関連記事:SBI証券のスクリーニング指標一覧、機能の使い方

関連記事:小型株・成長株、銘柄一覧まとめ【日本の有望銘柄80社をブログで紹介】

※本記事に掲載されているコメントは、あくまで個人的見解に基づくものです。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。また記載事項は個人の調査に基づくものであり、100%正確であるとは限りませんので。くれぐれも投資は自己責任でお願い致します。