東武住販(3297)事業内容、ビジネスモデル、強みと成長可能性
- 2018.09.25
- 株式投資

東武住販(3297)の業績、売上高等を分析、考察しています。
まずは、客観的に事業内容を精査する前に実績値としての数字を見ていきたいと思います。
株価関連情報
(調査日時:2021/2/1)
時価総額:27億円
PER(予):9.75倍
PBR:0.83倍
売上高推移
(単位:百万円)
2016年:5,375
2017年:6,108
2018年:6,640
2019年:7,128
2020年:6,850
営業利益推移
(単位:百万円)
2016年:526
2017年:542
2018年:583
2019年:588
2020年:412
当期利益推移
(単位:百万円)
2016年:355
2017年:379
2018年:393
2019年:412
2020年:276
ROE推移
(単位:%)
2016年:18.0
2017年:16.5
2018年:15.0
2019年:13.8
2020年:8.8
有利子負債推移
(単位:百万円)
2016年:627
2017年:733
2018年:1,016
2019年:946
2020年:1,751
現金等推移
(単位:百万円)
2016年:419
2017年:328
2018年:337
2019年:883
2020年:591
キャッシュフロー推移
営業活動のキャッシュフロー
(単位:百万円)
2016年:194
2017年:-73
2018年:-133
2019年:762
2020年:-871
投資活動のキャッシュフロー
(単位:百万円)
2016年:-63
2017年:-59
2018年:-77
2019年:-82
2020年:-100
財務活動のキャッシュフロー
(単位:百万円)
2016年:-182
2017年:41
2018年:219
2019年:-133
2020年:678
フリーキャッシュフロー
(単位:百万円)
2016年:131
2017年:-132
2018年:-210
2019年:680
2020年:-971
東武住販(3297)会社紹介

時価総額100億以下、売上高上昇トレンド、割高でない、注目テーマという観点からソートをかけて、銘柄を選定した。
その際に、気になった銘柄があったので、紹介しよう。東武住販である。聞きなれない会社名であるが、中古住宅の再生販売事業をやっている会社である。
ビジネスモデルはシンプル。中古住宅を当社が買取、リフォームをして新たな買い手に販売するというモデルである。
東武住販(3297)の注目すべき点
・8期連続で増収増益企業、時代の流れに乗っている点もあるが、ビジネスモデルがささっているのだろう。
・西日本に特化(福岡、山口、佐賀、大分、広島)
・築30年前後の住宅に強い。
・中古戸建物件比率が80%以上。
・販売価格は1500万円前後
これらをみれば、当社は地域特化型、中古戸建て、ターゲットは中間層の割安物件に特化、していることが特徴として読み取れる。
中古物件のマーケットは当社資料によると、米国では90%近く流通しているのにも関わらず、日本は13.5%とまだまだ浸透していない状況にあり、拡大の余地がかなりあるマーケットであることが見てとれる。
分析コメント
しかし、なぜ日本では中古物件のマーケットが浸透しないのであろうか、ネットで調べて見たが、大きなポイントとしては二つありそうだ。
一つは、中古物件の不動産仲介業者の質が低いことと、二つ目は、新築物件購入に対する優遇が中古物件に比べて大きくある点である。
不動産仲介は、基本的に紹介した物件の価格に対しての手数料収入となるので、とにかく高い物件を早く売りたいというインセンティブが働く。
当社の場合は、実際に自分たちで物件を購入しているので、リフォームをかけた費用との差額が利益となる。
したがって、むやみに手数料収入のみのビジネスとはならない可能性がある、その点、物件を自社で持たない不動産仲介業者とは一線を画するだろう。
中古物件の流通マーケット、リフォーム業界は今後注目に値する数少ない業界であろう。
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