リンクアンドモチベーション(2170)、事業内容、ビジネスモデル、強みと成長可能性

リンクアンドモチベーション(2170)、事業内容、ビジネスモデル、強みと成長可能性

本ブログ記事では、リンクアンドモチベーション(2170)のビジネスモデルや業績など数値データを分析、事業内容に基づく強みと今後の成長可能性やテンバガー可能性について考察しています。組織開発、人材紹介をテーマとした銘柄です。

リンクアンドモチベーション(2170)、株価関連情報

(調査日時:2023/5/31)

時価総額:470億円

PER(予):17.65倍

PBR:4.85倍

時価総額は500億円手前という水準。PER、PBRは割高感は少しありますが、同業の人材紹介や派遣系の人材系ビジネスだとPERは10倍台という水準です。

売上高推移

2018:327億9300万
2019:319億5600万
2020:307億8500万
2021:326億4400万
2022:327億7600万

売上に関しては、2015年ごろから300億円台で横ばいであまり成長していません。

営業利益推移

2018:38億2500万
2019:20億700万
2020:8億6000万
2021:20億6600万
2022:36億2700万

営業利益に関してもかなり年度によって振れ幅があります。2018年や2022年は大きく成長しているので、何か年度によって変動する要因があるのかは確認が必要です。

当期利益推移

2018:19億4500万
2019:10億8600万
2020:-9億9600万
2021:9億1800万
2022:20億5800万

2020年に赤字となっていますが、現状は20億円水準という規模感。

ROE推移

2018:25.27%
2019:15.42%
2020:-
2021:12.25%
2022:22.72%

利益が出せているとしに関しては、ROEは20%台と良い水準です。

有利子負債推移

2018:-
2019:-
2020:138億3400万
2021:50億800万
2022:37億2900万

有利子負債は、2020年度に大きく増えていましたが、2022年には減少傾向にあり、財務の状態も良さそうです。

現金等推移

2018:19億7900万
2019:21億6000万
2020:64億4900万
2021:49億1700万
2022:61億1200万

2020年以降キャッシュが積み上がっています。

フリーキャッシュフロー推移

2018:4億9000万
2019:8億3700万
2020:59億3900万
2021:35億8800万
2022:32億8100万

フリーキャッシュフローは直近30億円台と高い水準で推移しています。

事業内容

企業HPに記載のある事業内容は下記のとおりです。

・モチベーションエンジニアリングによる企業変革コンサルティング・クラウドサービス
・モチベーションマネジメント事業(育成・制度・風土変革支援)
・エントリーマネジメント事業(採用支援)
・ベンチャー・インキュベーション

事業ドメインとしては、3つあり、組織開発Division、個人開発Division、マッチングDivisionです。

コンサルティングとクラウドサービスに関しては、組織開発Divisionが該当。個人開発Divisionでは、キャリアスクールや学習事業を展開しています。

マッチングDivisionは、企業と個人をマッチングするという人材紹介や派遣事業を行っています。派遣事業に関しては、ALT(外国語指導助手)の配置事業を展開しています。

ビジネスモデル、今後の考察

・「組織開発」「個人開発」「マッチング」で日本の組織と個人を活性化する、をミッションに掲げており、モチベーションにフォーカスしています。
・当社の強みとしては、「モチベーションエンジニアリング」という切り口でノウハウがあるということですが、具体的には、サイトHPに記載があるので興味のはる人は見てみると良いでしょう。
・ポイントとしては、人間は合理的ではなく、感情的な部分があるということで、それに見合った感情報酬を設計するという点。
・組織を「協働システム」と捉えて、単純に要素を分解して分析するのではなく、個々人の関係性を有機的なものと捉えて、重視しているという点にあります。
・上記のような視点を踏まえて、現状の組織の状態や個人の状態を可視化するという診断系ノウハウと、診断を踏まえた上で具体的にどのように変革を起こすのかという変革技術が当社にはあるということが強みとして記載されています。
・どの企業でも必ずと言っていいほどある課題として「人」に関する課題があります。ここに関しては、いくら優秀なツールが出てきたとしても決してなくなることはないので、一定の市場のニーズはあり続けると考えられます。
・現状の売上水準は横ばいということで、安定した売上は達成できているのですが、今後の成長戦略が気になるところです。

テンバガー可能性

「C」

※「S」、「A」、「B」、「C」、「D」の5段階で勝手に評価した場合です。

※本記事に掲載されているコメントは、あくまで個人的見解に基づくものです。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。また記載事項は個人の調査に基づくものであり、100%正確であるとは限りませんので。くれぐれも投資は自己責任でお願い致します。

最後に個別株投資の基礎を学ぶことは、将来の資産形成や財務の知識を高めるために非常に重要です。以下では、お金をかけずに効率的に学ぶことができる3つの簡単な方法をご紹介いたします。

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方法②:SBI証券アプリのスクリーニング機能を活用する

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関連記事:SBI証券のスクリーニング指標一覧、機能の使い方

関連記事:小型株・成長株、銘柄一覧まとめ【日本の有望銘柄80社をブログで紹介】

方法③:著名な投資家の本を読む

以下の関連記事で、個人的に読むべき10冊をまとめています。

関連記事:株式投資の本質を勉強するためのおすすめ書籍10冊

著名な投資家の本を読むことは、投資における知識と洞察を深めるために重要です。これらの本は、成功した投資家の経験と教訓に基づいて書かれており、貴重な情報を提供してくれます。
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