うるる(3979)事業分析、株価水準 | クラウドソーシング事業でデータビジネスを創出

うるる(3979)事業分析、株価水準 | クラウドソーシング事業でデータビジネスを創出

うるるは、クラウドワーカーを活用して、新規事業を創出している企業です。コア事業である入札情報速報サービスは、データビジネスとしてストック型のビジネスモデルで注目に値します。

うるる、事業内容

CGS事業、BPO事業、クラウドソーシング事業の3つに分かれています。

CGS事業とはCrowd Generated Serviceの略でクラウドワーカーを活用した事業を指します。

最初はクラウドソーシング事業を中心に展開していましたが、クラウドワーカーを自社で活用して自社サービスを開発したという背景があります。

CGS事業を中心にそれぞれのサービス内容を見ていきます。

・CGS事業

入札情報速報サービス(NJSS)
入札情報を一括検索管理できる国内最大級の入札情報サイト

えんフォト
幼稚園・保育園の写真販売システム

クラプリ
ネット写真販売システム

KAMIMAGE
手書き対応のタブレットフォームシステム

・BPO事業

うるるBPO

取り扱い企業数が約4,500社、件数が24,500件になります。

・クラウドソーシング事業

シュフティ
サービス名の通り、主婦の在宅ワーカーが多数在籍している模様

数字で見るうるる

2018年3月期有価証券報告書より

決算年月 2018年度3月(単位 百万円)

売上高 1,906
当期利益 287

・売上構成
CGS事業 1,221
BPO事業 648
クラウドソーシング事業 35

営業CF 344
投資CF △22
財務CF △14

現金、現金同等物 2,509
有利子負債 9

ROE 16%
従業員数 75名

うるるの注目点

・クラウドソーシング事業を通じて多数のクラウドワーカーを自社で抱えている点

・クラウドソーシング事業やBPO事業を通じて、クライアントの課題やニーズを把握することができる点、それらが新規事業のアイデアとなる。

・入札情報速報サービスは会員企業からの月額課金制でストック型のビジネス、会員数は順調に増えている。

・クラウドワーカーが約37万人「シュフティ」に登録されている。

CGS事業が好調に推移している点

うるるの懸念点

・クラウドソーシングサービスは競合他社が数多く存在。
以下参考までに数社紹介
ランサーズ、クラウドワークス、Bizseek、ココナラ、SKIMA、Shinobiライティング、ザグーワークス、Craudia、Job-Hub、等

・クラウドソーシング事業単体では、減収傾向となっている点

うるるの経営者はどんな人か。

代表取締役は、星 知也 氏という方です。以下略歴となります。

略歴:

1976 年⽣、北海道札幌市出⾝。
高校卒業後に入社した通信機器の会社でトップセールスの成績を残し、関東の⽀店⽴上げなどを任される。
その後渡豪し、社名の由来となるエアーズロック(現地語で「うるる」)に感動。
帰国後に入社した会社で株式会社うるるを社内創業。 2006 年、MBOにより独⽴し現職。
出典:ToBeマガジン

インタビュー記事もありました。

参考記事:株式会社うるる 代表取締役社長 星 知也さん

自立心が幼少期から強かったことが、家庭環境から養われたことが伺えます。かなり特殊な家庭だったのではないでしょうか。

また訪問販売でのストーリーなどから、若い頃から効率を求める性格、ゼロベース思考の持ち主であることが伺えます。

以下のインタビューから社員への接し方や価値観が理解できます。

「社員は家族だと思っています。いざとなれば自分が営業すればいいという自信があるので、まわりの人に仕事を任せることができています。人に仕事を任せるのは、自分が任されたいからなんです。昔からそうなんですが、なぜそうするのか、何がゴールなのか、納得した仕事がしたい。だからこそ社員にもそれを示すことで、自分の判断で動いてもらうスタイルをとっています」
出典:ToBeマガジン

自身の経験からどうすれがモチベーションが高くなるかということを理解しているから、社員にも目的意識を持って自律性を重んじたマネジメントをしているのでしょう。

社員一人一人がモチベーション高く働ける会社は現場力があり、大きく成長する可能性があります。

インタビュー記事のみの判断ですが、幼少期の家庭の方針から自立心が強く、様々な経験を経てる方で、とても魅力的な方なのだと勝手に想像しています。

株価水準

2019年3月時点

時価総額:約69億円
PER(会社予想)約24倍

うるる、まとめ

ビジネスモデルとしてはとても面白い戦略だと思います。

クラウドソーシングビジネスから始めて、クラウドワーカーを自社で抱えて、クラウドワーカーを活用して自社でオリジナルな事業を創出しています。

もともとそのようなアイデアがあって始めたというよりは、クラウドソーシング事業をしていく中で事業を創出したと考えられます。まさにベンチャー的な発想です。

クラウドワーカーの単価の安さという点も課題意識として捉えており、自社の儲かる事業を作ることで、それをクラウドワーカーへ還元していこうという考え方もWin-Win-Winの関係を構築でき、持続性のあるモデルだと感心します。

入札情報速報サービスが主力と思われますが、順調にクライアント数も伸びています。この事業自体のポテンシャルが今後どの程度続くのかという点に関しては、調べてみてびっくりしました。

入札関連の市場規模は22兆円にのぼるそうです。巨大マーケットであることが分かります。

参考ページ:官公庁・地方自治体入札市場レポート(2018年8月)~2018年8月の公示案件数の合計は88,405件(前月比-1.81pt)~

現時点での売上規模から考えるに、まだまだ伸びる余地はあることが理解できました。

また、入札市場のトレンドとしては、長期としては市場自体は縮小傾向で、最近は横ばいということが理解できます。

参考ページ:20兆円を超える入札市場に参入

入札情報などデータの収集に一手間がかかる領域などは、クラウドワーカーを活用して事業展開ができそうで、他の領域への進出も今後期待でいる点であります。

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