ブティックス (9272)事業分析、株価水準 | 介護業界に特化したプラットフォーム事業

ブティックス (9272)事業分析、株価水準 | 介護業界に特化したプラットフォーム事業

高齢者マーケット、高いROE、時価総額100億以下、プラットフォーム事業ということで、今回はブティックスをピックアップしました。

ブティックス 事業内容

介護業界に特化したマッチングプラットフォーム事業を展開しています。

事業内容のページを見れば、何をやっているのかがすぐに理解できます。

介護マーケットのプレイヤー単純に一覧化すると、

・介護事業者(大手/小規模)
・各種サプライヤー
・高齢者

の3つに分けることができます。介護事業者は大手と小規模に分類できます。

それぞれのプレイヤー間では情報ギャップがあり、その情報ギャップを埋めるサービスをブティックスは提供しています。

以下、具体的に展開している事業となります。

・介護事業者と、各種サプライヤー間では「商談型展示会事業」「WEBマッチング事業

・各種サプライヤーと高齢者間では、「eコマース事業

・大手介護事業者と小規模介護事業者間では「M&A仲介事業

数字で見るブティックス

2018年3月期有価証券報告書より

決算年月 2018年度3月(単位 百万円)

売上高 1,333
当期利益 73

・売上構成
商談型展示会 477
M&A仲介 286
WEBマッチング 10
eコマース 558

営業CF 257
投資CF △2
財務CF △34

現金、現金同等物 592
有利子負債 93

ROE 33%
従業員数 39名

ブティックス 注目点

・成長産業である高齢者市場が活動ドメイン

・商談型展示会を通して、介護事業者とサプライヤーのデータを一気に蓄積できる点

・蓄積されたデータを活用することで、顧客開拓の営業コストを抑えることができる

・介護事業者マーケットはロングテール市場、M&Aのニーズは高まりを見せている

・過去3年間は増収増益基調

ROEの高さ、過去3年間で22%>34%>33%で推移

・投資CFが少ない、あまり追加投資が必要なく成長するビジネスモデルの可能性。

ブティックス 懸念点

商談型展示会の売上比率が大きく、展示会開催が年間3回程度と数が少ないので、リスクが集中している状態。

・少なからず複数者競合他社が存在。
UBM Japan 主催 介護産業展 ヘルスケア IT

リード エグジビション ジャパン株式会社主催 医療と介護の総合展

一般社団法人日本能率協会 HOSPEX Japan事務局主催 HOSPEX Japan

・eコマース事業は低迷。集客コストと配送コスト増が影響。

経営者はどんな人か。

代表取締役社長は、新村 祐三 氏という方です。以下略歴となります。

1990年、早稲田大学卒業。リード エグジビション ジャパン入社。エレクトロニクス、液晶、半導体、IT、眼鏡、出版、宝飾、文具、フラワー等の各分野で、展示会開催の総責任者を歴任し、2004年、同社取締役に就任。2006年、当社を設立し、代表取締役社長に就任。

出典:当社HPより

インタビュー記事がありました。

参考記事:介護のマッチング・プラットフォームとは?ブティックス社長ロングインタビュー

創業時の話が詳しく語られています。最初は介護のレンタル事業から始めて、高齢者の課題を発見してからeコマース事業に、そして事業者の課題を見つけてから展示会のビジネスへと展開。

最初から想定はしていないのですが、1つの事業に取り掛かり、そこでの課題を見つけて新たな事業を創出する、連続的に事業を創出している点はとても興味深いです。

そういう意味では、既存の事業のなかで同じように課題を見つけては新たな事業展開が今後も期待ができると思われます。

事業の種を見つけるノウハウだったり、近いしい領域で事業を立ち上げるノウハウを持っているのかもしれません。

当社の強みとしては、展示会の運営ノウハウや実績があるので、介護分野以外の領域でも展開ができる可能性はあります。

株価水準

2019年3月時点

時価総額:約87億円
PER(会社予想)約64倍

ブティックス まとめ

創業者の略歴をみると、競合の1社であるリードエグジビションジャパン出身であることが分かります。

もう一人の取締役の方もリードエグジビションジャパンの出身ですね。

展示会ビジネスを熟知した上での当社での事業展開だったのではないかと思われます。

ソフトバンクの孫正義氏が創業期にコンピューターの展示会の会社を買収して、顧客データを蓄積していたことは有名なストーリーです。

展示会ビジネスの魅力は、一度集まる仕組みさえ構築できれば、そこでの顧客データが集まることでしょう。

当社の場合は、まさにその点をうまく有効活用して他の収益率の高い事業へ展開しています。

それが、M&Aの仲介ビジネスでしょう。

M&Aの仲介業だと、日本M&Aセンターが思いつきますが、こちらも後継者問題などを背景に大きく成長しています。

金融系のビジネスは、人的資本がコストとなるので、利益率が高いことは間違い無いでしょう。

そして当社の場合は、さらに初期的なリードを獲得する営業コストが展示会によってカバーされるため、さらに高い収益率となっているのでしょう。

ROEの高さもそれを如実に物語っています。

外部環境、事業戦略ともに個人的に今後の成長にもかなり期待が持てる1社と注目しています。

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