9月第4週(9/21〜25)、各種株式関連、指標チェック

9月第4週(9/21〜25)、各種株式関連、指標チェック

簡易的に指標チェックをすることで、現在の株価の水準について考察を進めていきたいと思います。

先週に関しては、4連休を挟んでいたため、実質的には3日間しかなかったため、大きな動きはありませんでした。米国市場において、テック系の株価が売られる場面が見られたものの、日経平均に関しては力強い動きを見せています。

25日騰落レシオ

騰落レシオは9月25日時点で118と高い水準で推移しています。9月23日から110後半を常に推移しており、9月に入ってから騰落レシオは高い水準で推移していることが見て取れます。若干の警戒感が必要な水準に近づいているかもしれません。

信用評価損益率

信用評価損益率に関してはマイナス11.21(9月18日時点)でなので信用状態は過去稀に見る水準で改善されていることが見て取れます。

気になる点としては、売り残金額が1兆円を超えており、2020年6月26日時点の1兆円超えとなって以来の高い水準です。買い残数量は2兆円超えとこちらも高い水準を推移しております。

売り残の金額が増えている傾向なので現在の株価水準の調整を期待している投資主体が多いことが見て取れます。

移動平均乖離率

移動平均乖離率は-0.07と横ばいであり、特に大きな変動はありません。

新安値

新安値銘柄数は先週の合計で18となっています。安値を更新する銘柄はほとんどない水準です。

新高値

新高値銘柄数は130代を推移しており、3桁台で更新し続けているので、高い水準となってきていることが理解できます。

空売り比率

空売り比率は9月25日時点で39.8と40を割った水準で推移しています。9月9日に46.4を記録してから、低い傾向で推移し始めております。

海外投資家動向

海外投資家売買動向に関しては更新が若干遅れて反映されるため、9月11日時点の数字が最新となります。こちらを見ると売越しでマイナス4400億円となっており、国内の株式を支えているのは、国内の個人や日銀などの機関投資家ということが見て取れます。

日経PER

日経平均 PER は23.06と過去をまれにみる高い水準で推移しています。

日経PBR

日経PERで見ると高い水準で推移していますが、日経 PBR で見ると1.09と1.1未満を推移しています。

※本記事に掲載されているコメントは、あくまで個人的見解に基づくものです。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。また記載事項個人の調査に基づくものであり、100%正確であるとは限りませんので。くれぐれも投資は自己責任でお願い致します。