ディジタルメディアプロフェッショナル(DMP)(3652)事業内容、ビジネスモデル、強みと成長可能性
- 2018.10.07
- 株式投資

ディジタルメディアプロフェッショナル(3652)の業績、売上高等を分析、考察しています。まずは、客観的に事業内容を精査する前に実績値としての数字を見ていきたいと思います。
株価関連情報
(調査日時:2021/2/1)
時価総額:81億円
PER(予):-
PBR:2.36倍
売上高推移
(単位:百万円)
2016年:733
2017年:694
2018年:973
2019年:1,086
2020年:1,328
営業利益推移
(単位:百万円)
2016年:-176
2017年:-263
2018年:69
2019年:28
2020年:82
当期利益推移
(単位:百万円)
2016年:-64
2017年:-365
2018年:109
2019年:35
2020年:65
ROE推移
(単位:%)
2016年:-
2017年:-
2018年:5.8
2019年:1.7
2020年:1.8
有利子負債推移
(単位:百万円)
2016年:-
2017年:-
2018年:-
2019年:-
2020年:-
現金等推移
(単位:百万円)
2016年:697
2017年:1,069
2018年:1,504
2019年:1,442
2020年:2,006
キャッシュフロー推移
営業活動のキャッシュフロー
(単位:百万円)
2016年:-265
2017年:-74
2018年:205
2019年:-97
2020年:84
投資活動のキャッシュフロー
(単位:百万円)
2016年:-184
2017年:410
2018年:141
2019年:-2
2020年:-958
財務活動のキャッシュフロー
(単位:百万円)
2016年:23
2017年:35
2018年:97
2019年:31
2020年:1,428
フリーキャッシュフロー
(単位:百万円)
2016年:-450
2017年:336
2018年:346
2019年:-100
2020年:-873
ディジタルメディアプロフェッショナルの事業内容
※以下は、2019年に調査した内容となります。適宜追記してきます。
技術系の会社で、気にはなっていたものの、理解することが非常に難しい。何をやっている会社かというと、ビジュアル・コンピューティング分野を事業のコアとしている会社。
ビジュアルコンピューティングとは、インタラクティブ (双方向性) で豊かなビジュアル表現を可能とする、グラフィックスや画像処理用の高性能プロセッサー技術を示し、各種電子機器のディスプレーや入力機器との組み合わせで、先進的で使い易いユーザー・インターフェイス、次世代ビデオゲーム、3Dグラフィックス画像処理を取り入れた放送向け映像制作、医療機器、航空宇宙産業機器などを実現します。
当社HPより、 https://www.dmprof.com/jp/company/business_service.html
かなり難しいのですが、画像、映像系のサービスを必要としている業界がクライアントとして挙げられ、それら企業に対してシステムを提供していることが分かる。
業界的には、ゲーム業界や、映像制作、医療、航空宇宙産業が対象。
ディジタルメディアプロフェッショナルの注目点
エッジAIソリューションと呼ばれるソリューションを提供している点は注目に値する。
特に自動運転技術において、画像認識のスピードと質が重要となる。
当社のエッジAIソリューションは、省電力、高性能、小サイズであることを特徴としているため、他社製品に比べて優れている点があるのだそうだ。
そもそもエッジAIとは何かということだが、エッジAIとは対象的なのがクラウド型。
クラウド型は得られたデータを一旦クラウドで学習して、推論処理を行う、そのため時間がかかる。
一方のエッジAIはAIチップを製品側に埋め込んで、学習、推論処理をするため、効率的なようだ。
技術畑出身でないため、業界のレベルと比較して当社がどの程度進んでいるかが判断ができないが、当社の技術は間違いなく、自動運転などの先端技術には必要となる根幹であることは分かる。
分析コメント
AIビジュアルコンピューティング市場は今後確実に伸びる領域と言える。
それらはセキュリティーカメラだったり、自動運転などの成長産業に欠かせない分野であるからである。
先日、記事で読んだが、AMAZON GOと呼ばれる無人店舗では、客は決済をしなくてよく、物を取って、そのまま素通りで店舗を出て良い仕組みとなっている。
店舗の入り口付近に改札のような物があり、そこで携帯を使って入店する。
店内にはカメラが大量に張り巡らされており、客が何を買ったかを追跡できるようにしている。
客はそのままレジを通さずに退店すれば、アプリ上で決済が済み、領収書が送られてくる仕組みだ。
ここで技術の根幹となるのは、カメラ、マイク、棚のセンサー。
ここでもカメラによる追跡、画像認識が活用されている。
これは一例だが、人工知能による画像認識の分野の成長性が感じ取れるだろう。
株価の水準
2019年2月調査時点
時価総額約150億円
PER(会社予想)169倍
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※本記事に掲載されているコメントは、あくまで個人的見解に基づくものです。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。また記載事項個人の調査に基づくものであり、100%正確であるとは限りませんので。くれぐれも投資は自己責任でお願い致します。
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