スタジオアタオ(3550)強み、企業分析

スタジオアタオ(3550)強み、企業分析

本日は前から気になっていた銘柄をざっくり紹介、分析してみたいと思います。
スタジオアタオって聞いたことありますか?女性向けのバック、財布を製造、販売している会社です。

スタジオアタオの事業内容

会社HPを見ていただければ分かるのですが、婦人向けのバックなどを複数ブランドで展開しています。
http://www.atao.co.jp/

スタジオアタオに注目した理由

今回、なぜスタジオアタオに注目したかというと以下の理由があります。

・財務内容がとにかく良い
・ブランド力が強い
・利益率が高いモデル
・グローバル展開の可能性
・株価が割安

それぞれ説明していきます。

スタジオアタオの財務内容はとても良い

詳細は各自で有価証券報告書を見て確認してもらいたいのですが、昨年度の主要な数値を載せておきます。

ROE:32.7% 26.4% (予想)
自己資本比率:76.4%
現金:約14億円
有利子負債:約2億円
営業CF:4億円
投資CF:5千万円

このような数字だけ見るだけでも、優れたビジネスモデルを展開されていることが理解できます。

そもそも、ブランド力があり、店舗ビジネスというよりもECでの売上比率が高いので利益率が高い構造になっているのでしょう。

スタジオアタオはブランド力が強い

次にブランド力が強いという点です。スタジオアタオの主力商品といえば、ATAO。
このATAOというブランド力がとても強いと私は感じました。周りの女性の人は、ATAOという名前は知らないのですが、
バックは見たことがあるという人がほとんどだったからです。

広告費をかけている、SNSでシェアされることが多いという点から、一定の認知度は確保ができていると思います。

もちろん、名前が分からないとブランド力ではないだろうと言われてしまえば、それまでなのですが、
見たことある、ないの差はかなり大きいと思います。

心理的にもハードルが低くなるので、購入のハードルは他の知られていないブランドに比べて低くなると思っています。

利益率が高いビジネスモデル

これは財務内容のところでも説明しましたが、小売事業であるにもかかわらず、ECの売上比率がとても高いです。
普通アパレル系の企業はEC売上比率はとても低い(多くても10%前後)。
しかし、アタオのEC売上比率は50%を超えていたと思います。

これは、正直驚異的で、他のアパレル企業がすぐに真似ることができないと思っています。

これを可能にしたのは、パートナー企業で株主である企業によるところが大きいとは思うのですが、
ビジネスモデル自体は今後の潮流にも合う魅力的なモデルだと思います。

SNSやブログ、デジタルマーケティング、楽天ショップなどオンラインでの販売の強化などを通じて、
認知度を確保して、店舗で実際の中身を確認、オンラインで購入といった流れは今後も続きそうだと思います。

小売店は今後はショーウィンドウ化すると思っていますので、その潮流にも早い段階から取り掛かっており、
既にビジネスモデルとしては一定確立ができているのでしょう。

グローバル展開の可能性

さて、ここからは将来の妄想に近いのですが、グローバルでの展開もあながち夢物語ではないと思っています。
ATAOのバックの売りは、国産ブランドということ、機能性、長持ちする丈夫さ、などがあります。

本当に良いものを、リーズナブルな価格帯で提供するという本質的な価値に紐づく商品は今後もニーズは一定うまれると思います。

特に東南アジアのマーケットでは、インスタグラムやSNSの影響で、見栄えが良いもの、みんなが持っているもの、など
他者起点の価値が強かったのですが、これからは個の価値や本質的なものを追求するフェーズになってくると思っています。

そうなった時に、ATAOが提供する価値は合致するのではないかと予想しています。

本当に良いものに関しては、国境を超える可能性があるのではないでしょうか。
まずはイルメールといったキャラクタービジネスから始めて下地を整えてもらいたいものです。

株価の水準は割安水準

そうはいっても問題が株価の水準です。
現状は、下方修正があったせいもあり、かなり割安な水準で放置されています。
PERは14倍〜15倍といったところで、成長性やフリーキャッシュフローが積み上がっているモデルでは
かなり割安水準だと思います。

懸念点

最後に、懸念点を少々。国内マーケットでは、市場の伸びは見込みづらいことです。
いくら商品がよくても購買力自体が減少している国内マーケットで、果たして成長を継続できるかという不安はあります。

特に、メルカリやバックのレンタルビジネスなどの二次流通が一般的になってきている中で、新しい商品を購入する人は減ってきているのが現状です。
そういう意味では、今回キャラクタービジネスにも手を出したのは、経営者の目線の高さや視野の広さが伺えます。

今後も期待したいビジネスの一つ。

まとめ

いかがでしたでしょうか?スタジオアタオという会社について興味を持っていただけたら幸いです。
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